ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡2

ー稲葉の部屋(隣)(7/21/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「ヘルメス神。俺やで。」

千世子「黄金の回転!千世子なのだ。」

ラム「五行。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「楽にしてー楽にしてー催眠アプリの準備です!」

友利「筋肉もいいけど、おっぱいが好きです!!」

ゆえ「ずーむぱんち……!」
ズパァン!
友利「あばかむ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

プロメ(仮)【早速ですが、今日は私がトークテーマを決めていいですか?いいですね。】

ラム「せめて返事を聞きなさいよ。」

福太郎「ええよ」

ラム「あんたも少しは躊躇しろ」

プロメ(仮)【では、本日のトークテーマは『なぜ人は怪異を求めるのか』です。】

福太郎「ふむ……まぁ、現代のメディア社会やと怖いもんは溢れとるな。」

千世子「日本国内、国外を問わず、ホラー映画が連日映画館を賑わせ、モンスターや怨霊たちがスクリーンを所狭しと跋扈してるのだ。」

ラム「小説だとアメリカのホラー作家スティーブン・キングが世界有数のベストセラー作家に数えられ、日本においても子供向けから大人向けまで、様々な恐ろしい物語が人々を魅了してねわね。」

ゆうな「少なくはなったけど、テレビでも夏になれば心霊特集が毎年決まって放映されてるよね。」

ゆえ「びーきゅーほらーはたのしいひととかいるしね……。」

プロメ(仮)【つまり、現代の人々は怖いものを娯楽のひとつとして享受しているという事ですね。】

福太郎「都市伝説や学校の怪談が広まったんも、それが恐怖を煽るもんであるとともに、娯楽としての面白さを感じ取っとるからやろうね。」

プロメ(仮)【では、どうして人が怖いものを、怪異を求めるのか、考えてみてください。】

千世子「はいなのだ。」

ゆうな「白衣幼女のちよちゃんどうぞ。」

千世子「第一理由として「わからない」という魅力だと思うのだ。」

ゆえ「わからない……?」

千世子「怪異は基本的に「わからない」存在として立ち現れるのだ。人間は幼児期から「わからないもの」「不思議なもの」「未知なもの」に本能的に興味・関心を惹かれるのだ。」

ゆうな「なるほどなー」

プロメ(仮)【現代で怪異と呼ばれているものは、化学が進んだ昨今でもその実在が科学的に認知されていない存在や現象が大部分を占めていますね】

ラム「かつて地震は大鯰が引き起こすと考えられていたし、不知火は龍神の灯火とされていたけど、現在では蜃気楼の一種と認識たわ。」

ゆうな「不思議なものは次々と科学的に証明されてたんだね。」

福太郎「せやけど、21世紀になってもまだまだ科学的に解明されてへん不思議な現象がたくさんあるよな。」

千世子「そう、だから「実在するかどうかも分からないが、実在するかもしれないという前提」として語っているのだ。だから、科学の時代でも実在するかどうか「わからない」怪異に現代人は魅了されるのだ!」

プロメ(仮)【なるほど、では今回はこのぐらいにして次回は「『怪異』という言葉はどのようにして生まれたのか?」でトークしてもらいます。】

福太郎「次回のも決まっとるんやな。」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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