ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡2

ー稲葉の部屋(隣)(7/20/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィアと】

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストはマリアちゃんとゆうと楓子ちゃんよ。」

マリア「ドゥーユゥーアンダスタンンンンドゥ。私です」

悠(女)「あったのォォ~~~~~~~?あーしだ。」

楓子「みじん切り。私ですやよ。」

友利「何があったんですかね。大人のオモチャですかね!!」

ゆえ「くろすふぁいやーはりけーん……!」
ズドンッ!
友利「りゃめぇっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

マリア「またゆうさんですか?」

悠(女)「嬉しいだろ。頭をたれて喜べ。」

マリア「えー……まぁ、普通?」

悠(女)「……」
ガシッ!
マリア「なんですか!腕ひしぎですか!暴力には屈しますよ!」

ゆうな「屈するんだ」

ゆえ「いたいのはいやなんだね……」

悠(女)「……」
スッ、揉み
マリア「あ、柔らかい、あったかい……すごいやわらかい……。」

悠(女)「あーしがいて嬉しいだろ?」

マリア「最高ですね。」

楓子「陥落しましたやよ。」

ゆうな「パイパワー」

ゆえ「はいぱわーでなく、ぱいぱわー……」

悠(女)「じゃあ、今日はあーしが面白い(?)映画を紹介しよう」

マリア「はーい……ハッ!?私は一体!!」

ゆうな「チャームにやられた」

ゆえ「しかたないね、おかーさんのりおっぱいはえきたいれべるでやわらかいから……。」

悠(女)「今回あーしが紹介する映画は殺人ピエロが子供を襲う「IT/イット」とはみじんも関係は持たないけれども無駄に装丁を寄せている本作は本来は「BDEVILED」という原題を適当に変更した「SHY/Tシット」な逸品「THAT/ザット」を話していくぞ。」

プロメ(仮)【邦題は、その招待状が届いたら、あれがくる。】

マリア「ずいぶんとアレな邦題な件」

悠(女)「「「IT/イット」に続く」と宣伝しているが実際は「勝手についてきた」本作は「スマホに潜む邪悪なアプリが獲物を呪う」という今時の都市伝説に近い物語で便乗するなら「IT/イット」というより「ハッカドール」が適切な題材だ」

マリア「別題はFuckdollですかね。」

楓子「性質が悪そうやよ。」

悠(女)「それはさておき早速「IT/イット」という主格を修飾する低予算の代名詞を語っていくぞ。」

プロメ(仮)【IsThatIT?No,itIsnt.ThatisTHAT.WhattheFuck】

悠(女)「というわけで作品紹介、冒頭の舞台は深夜の住居、現時点でホラー映画の文法的に死亡が確定している女子高生のニッキ、最近は自室にこもる日が続いているという「何時でも不審な死を遂げた上」で「友達に謎を残す態勢を整えた」彼女は暗闇に不審な気配を感じた彼女は「意地でも電気をつけない自宅」を異様に険しい表情で探索。だが闇夜にまぎれて出現した得体の知れない怪異が恐怖におびえる彼女を狙って……と場面転換して本編開始」

マリア「ツッコミどころしかない始まり」

ゆうな「なぜ出ていかない」

ゆえ「なぜでんきをつけない……」

楓子「刀を持たないのも不用心ですやよ」

悠(女)「突然の心臓麻痺で急死したというニッキ、病死として決着した彼女の葬儀には主役のアリスを含めた五人の親友である今週の「キリスト(犠牲者枠)」が終結。」

マリア「めっちゃジーザス」

悠(女)「と生前の相棒を偲んでいたアリスだが後日亡くなったニッキのスマホからアプリの招待が到着。仲間に確認を取ると招待は葬儀に出た先述の五名に来ていて、「アプリとしてはSiriに類似するナビ」「招待はスマホが自動で送った模様」「ニッキを追悼する心情から落とした」という具合に回答が返ってきたので、アリスも同様にニッキが残したアプリ、通称「ビー・デビル」をダウンロード。男性バーチャル怪異のビーデビルは起動した瞬間から画面に現れると早速アリスに会話を求めてくるよ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツールのプロメフィアです。コラボワンチャンお願いします。】

ゆうな「プロ×デビ」

悠(女)「だがビーデビルはインストールと同時に無断でアリスのアカウントと同期を開始、アプリの範疇を越えてスマホからアリスに干渉を始めたビーデビルは、部屋の電気を消す、不審な物音を出す、翌朝アリスの乳房に自作アイコンを書くという数多くの心霊現象を起こす」

マリア「ただの変態じゃないですか?」

悠(女)「ただ直接的な危害を加えなかったのと純粋に利便性が高かったビーデビルは仲間内では大好評。アリスもビーデビルはの変わった挙動には関心の薄い様子で過ごしていたけれども頻発する心霊現象のスケールは急速にエスカレートしていって葬儀で参っていたアリスに重ねて負荷をかけていく。」

ゆうな「たまんねぇぜ」

ゆえ「なけるぜ……」

悠(女)「当初はビーデビルの心霊現象をストレスの影響と捕えていたアリス。だが自己主張の激しいビーデビルは禁断の突撃配信を敢行。さすがに怪異を認識したアリスはビーデビルの問題を仲間に相談。もちろんアリスの語る怪異を仲間は信じなかったけれども、もちろんビーデビルは仲間にも道化や祖母の形態をとって神出鬼没に現れると恐怖を煽るよ。ところでビーデビルという怪異は、例えば白人やテディベアという対象が最も恐れている者に変身して獲物を襲うという習性を持っている」

プロメ(仮)【IT/イットそれが見えたら、終わり。大好評発売中!】

悠(女)「ビーデビルの正体は幽霊や悪魔に似た怪物でアプリを媒介に現れるとスマホを通して獲物を呪う実質無料の死刑宣告。実質的に逃避は不可能で携帯機の破壊も無意味とappleの審査では弾けないビーデビルを果たしてアリスは如何に駆除するのか……というのが本作の概要だ。」

マリア「絶対に呪い殺してやるという意思を感じますね」

楓子「斬り倒せないのは厄介ですやよ」

悠(女)「本作の特長に触れるなら、ジャンプ・スケアが非常に多いホラー演出が挙がってくるかな、簡単に言うと「大きな音と同時に急に怪物が出てきて画面に向かってくる」きわめて定番のホラー演出だな。けれども本作のホラー演出はジャンプ・スケアの連発が過ぎて捻った変化も乏しいので
「青みを帯びた深夜の部屋」で「怪物の醜い顔面が飛んでくる場面」を呆れるまで観賞する羽目に陥るぞ。」

ゆうな「めちゃ犬の卒倒」

ゆえ「わん、ぱたーん……」

悠(女)「とはいえ愚直に同じ演出を続ける本作が放つチープな風味は見方を変えると愉快に感じるかな」

マリア「楽しみ方を探しだす。はい、本日の世界の意外な物の名前のコーナー!」

ゆうな「ぴゅーぴゅー」

ゆえ「ぱふぱふーぱふぱふー……」

マリア「本日の意外な物の名前は……クッションドラム」

ゆうな「生存戦略ー!」

ゆえ「それはぴんくどらむや……」

マリア「事故の被害をおさえるために道端に設置される黄色いタンクみたいなものです。」

悠(女)「中には不凍液なんかが入っててて、クッション代わりとなる。」

楓子「ほー、なるほどやよ。」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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