ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡

ー稲葉の部屋(隣)(5/18/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「いとおかし。俺やで。」

ラム「墨壺。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「友利の中でどんどんプロメちゃんがエッチな幼女からお姉さんのイメージが膨らんでいっている。友利です!」

ゆえ「あくりょうたいさん……!」
ズパァン!
友利「ぴゃっー!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

プロメ(仮)【プログラムにエッチと言われても反応ができません。】

福太郎「それはそれで喜びそうな癖の人もおりそう。」

ラム「やめなさいよ…。」

ゆうな「ラムさんなんてむしろそういう方面の人ほいほいだよね。」

ラム「そっちってどっちよ。」

ゆえ「ごうほうろり……」

ラム「よーし、その喧嘩かったわ。」

ゆえ「こおぉぉっ……!」
ドドドドッ

ゆうな「波紋の呼吸」

福太郎「ほんなら、今日のプロメちゃん怪異トーク始めよか。」

プロメ(仮)【本日は都市伝説から【紅いマント】をご紹介しようと思います。】

ゆうな「スーパーマン」

ゆえ「はねまんとはむてきのまんと……」
ググッ
ラム「おのれぇ、離せぇ……」

福太郎「抑え込まれとる。」

プロメ(仮)【チェーンメールの一種に登場する怪異。1904年、日露戦争が起こっていた当時のこと、子供たちは日本軍が着る真紅の紅いマントにあこがれ、みんながそれを真似て家庭で作ったマントを持っていた。しかし福岡県筑紫野市高尾三丁目四一一四番地に住んでいた矢島剛という少年だけはこのマントをもっていなかった。彼の家は貧しく、マントを作るお金などなかったのだ。そんなある日、彼が学校の近くの便所に入った際いつも彼をいじめている子供たちにそのトイレに閉じ込められ、そしてそのとき周りに居た子供たちが集まりはやし立てた。「あーかいまんとはいーらんか」「紅いマントはいーらんか」。耐えかねた剛は自分の背中を持っていたカッターで刺し、自害した。その後見つかった剛の姿は血で染まり、紅いマントを着ているようだったという。】

ゆうな「死ぬまで背中刺すって大変そう」

ゆえ「ちーぷとりっくがいたのかも……」

福太郎「チープトリックはおんぶお化け系統やろうね。」

プロメ(仮)【それから九十五年たった今、こちらの世界に矢島剛が来ている。そしてトイレに入った人間に「紅いマントはいらんか」「アカイ卍斗ハイランカ」と尋ねるという。この声が聞こえた時、もしこの話を信じているならば助かるが、信じていないのなら彼とおそろいのマントを着ることになる。そして信じているのならばそれを証明するために、12時間以内に五人の友達にこのメールを送らねばならない。】

ゆうな「急にメールで広めろ発言」

ゆえ「であいけいにおくろう……」

福太郎「赤マント(赤マント・青マント)の怪談から派生したと思われるチェーンメール怪異やね。」

ラム「メールの最後には実はこのメールは屋島剛本人から送られていたことが明かされるのよね。」

プロメ(仮)【1904年から95年後とメールの中に記されているため、流布し始めたのは1999年頃ではないかと思われます。】

ゆうな「メール絶頂期」

ゆえ「けいたいがはやりだしてるあたりだね……」

プロメ(仮)【もちろん、福岡県筑紫野市高尾三丁目四一一四番地などという場所はいつの時代にも存在しておらず、この話は架空の出来事と思われます。】

ラム「でしょうね。」

福太郎「こういう場合444とか000とか多いんよな」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
40/100ページ
スキ