ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡

ー稲葉の部屋(隣)(5/9/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィアと】

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストはマリアちゃんと優日と鳳さんよ。」

マリア「セミの鳴き声を聞きました。私です。」

優日「さきがけ蝉しぐれ。私です。」

鳳「うちは夏になると蝉の声が殺しにかかってくるわ。私よ。」

友利「セミは地上に出てからは毎日乱交パーティですよね。」

ゆえ「くろすちょっぷ……」
ガスッ!スッ!
友利「ばぎっゅ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

マリア「セミって何気にカッコいいフォルムしてますよね。」

ゆうな「幼体?成体?」

マリア「成体ですね。」

ゆうな「なるほどぉー。」

優日「どっちもカラッと揚げたらおいしそうだよね。」

マリア「ああ、美味しいですよ。」

ゆうな「食べたことがあるマリアちゃんはやっぱり一段階上だなぁ。」

優日「あこがれるわぁ。」

マリア「いえいえ、生きるために本気だっただけですから。」

鳳「セミ料理なら私もよく作ってるわよ。」

優日「マジですか。どんなふうに?」

鳳「とても簡単よ。幼体はめんつゆで下味をつけて燻製に、成体はさっきも言っていたけどカラッと揚げれば美味しくいただけるわよ」

マリア「幼体の燻製……そんなのもあるんですね。」

鳳「私が考えたものじゃないけど、これがすごく美味しいのよ。笑っちゃうくらい。」

ゆえ「じゅるり……」

ゆうな「ゆえが反応している。」

優日「けど、どうして虫料理を?」

鳳「さっきも言ったけどうちは夏になると蝉が鳴きすぎてひとが死にかねないからね。駆除代わりに食べるのよ。」

マリア「合理的ですばらしいですね。」

鳳「ただ、門下生にもふるまうんだけどあまり箸が伸びないのよね。」

ゆうな「まぁ、勇気はいるよね。私もぶっちやけ食べないと思う」

ゆえ「わたしはどんぶりいっぱいかきこみたい……」

マリア「虫は好き嫌いが出ますからね。ちなみに箸が伸びないのは女性ですか?」

鳳「どちらもだけど、女性陣の方が思い切りはいいのよね。」

優日「覚悟だ、明日「死ぬ」とわかっていても「覚悟」があるから幸福なのだ。「覚悟」は「絶望」を吹き飛ばすからだッ!」

ゆうな「おー!でも、私は虫食べないよ?」

マリア「黄金の意思。はい、本日の世界の意外な物の名前のコーナー!」

ゆうな「ぴゅーぴゅー」

ゆえ「ぱふぱふーぱふぱふー……」

マリア「本日の意外な物の名前は……ファニーボーン」

ゆうな「主席議長」

ゆえ「それう゛ぁにふぁーる……」

マリア「ぶつけるとものすごく痺れる、肘のあの部分のことです。」

鳳「正確に言えばひじ先の上腕骨の内側の部分ね。神経が集まっているから衝撃を受けると痺れるのよ」

優日「へほー」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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