ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡4

ー稲葉の部屋(隣)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストも大物、三白眼が怖い。九頭竜道玄さんと病人の悠よ」

悠「ちぇき。病人じゃねぇからな俺です」

道玄「……」

悠「自己紹介トークくらいはしようぜ」

道玄「九頭竜だ」

優希「連続でよく来てくれましたね」

道玄「来なくてもよかったのか?」

優希「え、強制じゃないですよ。」

道玄「そうなのか……参加してくれとメールがきたのでな」

悠「誰から!?」

道玄「古川の孫娘からだ。」

稲葉「稲葉で結構でしてよ。」

道玄「そうか。」

優希「九頭竜さん、携帯でメールとかするんですね…」

道玄「連絡取り合うには必ず必要だろ。」

悠「どうせ、お年寄り携帯だろ」

ピシッ…ドンッ!!
ピシッ…ドンッ!!!

悠「ガッ……グッゥ?!」

優希「うわぁ…」

紅菜「二回潰れたわね」

優希「冷静すぎだから。もう少し目の前の惨劇に動じてくれ!」

稲葉「ここでは常識にとらわれたらダメなのよ。」

優希「幻想卿かよ」

紅菜「常識にとらわれた奴から死んでいくわよ。」

優希「バイオレンス?!」
稲葉「既に犠牲者がひとり出てるものね…」

悠「っ…か…死んで…ない…からっ」

稲葉「あら、タフね。」

道玄「このくらいでくたばるタマではない。」

悠「死にかけではあるけどな…っか、じゃあ携帯なに使ってんだよ」

道玄「スマホだ」

悠「俺よりハイテク!?」

道玄「子供が多いからな。」

紅菜「ご家族の総数は?」

道玄「俺に嫁、両祖父母、男三、女二だ。」

優希「十一人ですか!」

道玄「長男は縁を切ったから十人だ」

優希「サラッと言いましたね」

悠「なぁ、道玄のおっさん」

道玄「なんだ」

悠「長女、次女って何歳?」

道玄「長女は二十、次女は十八だ」

悠「美人系?かわいい系?」

道玄「なにが言いたい。」

悠「いやぁ、かわいいなら、ご紹介してもらおうかなと」

優希「悠…」

道玄「なら、見合いするか?」

悠「は、はい?」

道玄「見合いだ。段取りはしてやる。」

稲葉「面白い事になってきたわね」

紅菜「そうですね」

悠「いやいやいやいや、見合いって、俺はただ冗談を…」

道玄「別にその見合いでどうこうしろとはいわん。だが、いい機会だ。」

悠「意味がわからない…」

道玄「俺も孫の顔は元気なうちに見たいんだ」

悠「やだ、なにこれ怖い…。」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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