ー放送ー⚡電脳ラジオ(参)⚡10

ー稲葉の部屋(隣)(3/8/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『さんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(参)の時間よ。今日のゲストは悠と弩躬君と金剛さんよ。」

悠「灼熱の大地。おれだ。」

弩躬「アイスストーム。俺だ。」

金剛「力。俺だ。」

友利「あっちあっちよりエッチエッチがいいです!!エッチエッチが!」

ゆえ「ですめてお……」
ドゴォッ!
友利「しぇんぽいんっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

悠「バーン怖い」

金剛「いや、ぶん殴ってたけど」

悠「物理的二ライフを削ってるってことだ」

弩躬「ダイレクトアタック(直接攻撃)ってそういうことじゃないからな。」

悠「じゃあ、ストラクの話しよっか。」

金剛「俺はぜんぜんわからんのだが。」

悠「感じて」

金剛「は?」

悠「雰囲気で……感じ取って」

金剛「何言ってんだコイツ」

ゆうな「前回は中途半端の灼熱の大地」

ゆえ「こんかいは……?」

弩躬「型番でストラクの4番目に当たるのが海竜神の怒りだな。前回のがロックバーン戦術を用いるデッキとすれば海のデッキはそれに似たロック戦術を用いる。炎が中途半端というなら海は完成品と言えるストラクだ。」

悠「すなわちストラクにおいて最強と称されることになる。事実、遊戯王wikiで4期最高クラスのストラクと褒めたたえられている。」

ゆうな「ほぉー」

ゆえ「おおー……」

金剛「はぁ…」

悠「wikiもその強さを称えるストラクなんだが……相変わらず看板モンスターがデッキと噛み合っていない。」

ゆうな「看板とは一体……」

ゆえ「うごごご……」

弩躬「誤解を生みそうだが今回のストラクの看板(海竜神ネオダイダロス(※))は噛み合いが悪いだけで単体の性能はかなり強い。その驚くべき性能とは、あの時代特有の指定モンスターを生贄にして出す召喚で名前からしても進化前の海竜ダイダロスを生贄にしてのみ特殊召喚できる。そしてメインとなるモンスター効果が、場に海があったら自身以外の自分と相手の場と手札のカードをすべて墓地に送る。」

※:☆8/攻2900/守1600
通常召喚不可、ダイダロスをリリースして特殊召喚できる。自分フィールドの「海」を墓地へ送る事で、このカード以外のお互いの手札・フィールド上のカードを全て墓地へ送る。

ゆうな「自分以外の全てを無に帰す。」

ゆえ「ひゅー……!」

悠「進化前のダイダロス(※)は自分以外の場のカードを破壊する効果だが進化すると、場のみならず手札も墓地へ送り、「破壊」じゃないから現代主流の耐性を無視できる。」

※:☆7/攻2600/守1500
自分フィールドの「海」を墓地に送る事で、
このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する。

弩躬「ただし、元々上級のダイダロスを場に出して海も用意する必要があるが……決まれば終焉の使者より終焉してるロマン効果が使える。」

悠「この時代の看板はほとんど今だと通用しないのにネオダイダロスだけは今でも通用する能力を持ってるのだ。」

金剛「……そんな強いのがデッキと噛み合わないってなんだ?」

悠「それはな看板も強いがストラクが最強とされる理由が他にもあったんだ。まず収録カードで主軸となるのが伝説の都アトランティス(※)海としても扱うからダイダロスのコストに出来る。」

※:フィールド魔法
このカード名はルール上「海」として扱う。
(1):フィールドの水属性の攻守200アップ。
(2):このカードが存在する限り、お互いの手札・フィールドの水属性モンスターのレベルは1つ下がる。

弩躬「しかし重要なのはそこじゃない。遊戯王でも有名な効果のひとつ場と手札のモンスターレベルが1少なくなる。☆5のモンスターを生贄なしでポンポン出せるんだ。」

ゆうな「これは強い」

ゆえ「これはきょうりょくだー……」

悠「しかし、ストラクの使い方は少し違った。一番恩恵が受けられる☆5は使わず。普通に☆4以下のモンスターで闘う。なぜなのか、全ては強力なロックカードと組み合わせたコンボのためだ。グラヴリティバインド(※)を発動して☆4以上のモンスターは攻撃できなくなるのだが、水モンスターの☆は4でも3に下がっているため自分だけ網をすり抜けることができる。」

※:永続罠☆4以上のモンスターは攻撃できない

弩躬「これを使ってバグロス(※)のような直接攻撃できるモンスターで攻め続ける。相手を封じ込めて自分は直接殴り続ける。ストラクでこんな鬼畜コンボをしてしまっていいのだろうか。ストラクひと箱でこんな鬼畜コンボができるのはある意味傑作だ。」

※:☆4攻1500/守1300
「海」がある限り、相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。

悠「ストラクに採用されてはないがサブマリロイド(※)を採用するなど直接攻撃できるモンスターを増やして安定化することもできる。火力もアトランティスに加えてパンプモンスターを採用するなど工夫次第で数回殴ることで勝つことができる。」

☆4/攻800/守1800
相手プレイヤーに直接攻撃できる。この時、相手ライフに与えるダメージは元々の攻撃力と同じ数値になる。このカードが戦闘を行ったダメージステップ終了時、このカードを守備表示にできる。

弩躬「ちまちまバーンダメージを与える炎に比べると攻撃誘発に引っかかるけどロック戦術において非常に効率のいい攻め方ともいえる。またバインドに竜巻海流壁(トルネードウォール(※))もあるため、当時がサイクロン制限時代でもあったため、お察しの通り泥沼不可避のロックカード揃いだ。」

※:永続罠「海」が存在する場合発動できる。
(1):フィールドに「海」が存在する限り、自分が受ける戦闘ダメージは0になる。
(2):フィールドに「海」が存在しない場合にこのカードは破壊される。

悠「ちなみにバインドと並びB地区を採用することでより安定したロック盤面が作れる。当時は除去カードの方が規制されて数が少ないため、これらのロックが除去できても次のターンでまた新しいのが発動される悪夢のようなものだった。」

弩躬「さすがに強すぎてバインド、B地区とも後に制限になりレベルを持たないモンスターが登場するまで規制は続いた。」

悠「ちなみにこのストラクが発売されたときにその2枚のロックカードは直前に準制限に指定されてあったりする。実質4枚しか投入できない状況だったがそれを補う形で竜巻の壁があったので当時の自分の印象としてはアトランティス=ロックデッキだった。話がここまでロック戦術に偏ってしまったが、そのぐらいヤバかった。」

弩躬「灼熱もロック戦術だったけど、海竜はそれを上回る構築となった。ここまで話すと終わりだろうが……結果的にダイダロスいらなくね?という結論になる。」

ゆうな「出すのに骨が折れるね」

ゆえ「そもそもかんばんなくてもかてるね……。」

悠「しかし……時代も変わり、レベルをもたないエクシーズに加えリンクまで参戦し除去カードの方が圧倒的に多い現代カードの評価はひっくり返り唯一強いのがダイダロスという時代になってしまった。既に10年前のストラクな時点で普通は弱いはずなのにダイダロスが今でも通用する強さなのがすごい」

弩躬「出せれば……だけどな。」

悠「このストラクの評価として戦術も看板も強い(噛み合うとは言っていない)」

弩躬「ここから次に新たな伝説(笑)のストラクが現れ、ストラクの半暗黒期へと突入する」

金剛「Zzz…」

悠「ダイレクトアタック」
ベシッ!
金剛「おうっ!??」

ゆえ「とぅーばいこんてにゅー……」

ゆうな「強いストラクも居たんだね。はい、今日の大喜利のコーナー。」

ゆえ「わーにんぐわーにんぐ……」

Warning!警告!Warning!警告!

ゆうな「本日のお題は前回に引き続き、間違いなく、「その場しのぎ」と思われる言葉をいってください。」

悠「はい、国民の生活が第一」

ゆうな「はー、つっかえ」

ゆえ「やめたら、このしごと……」

悠「おれが大統領になるしかないか」

「「それもねぇ(ない)よ」」

弩躬「はいよー、好きな人にはたまらない味ですね」

ゆうな「美味いとは言わない。レインボーフィッシュのカード差し上げて」

ゆえ「1850ですよ……」

弩躬「う、うわぁ……懐かしい」

金剛「はい、なんかすごくいい。ピカソみたいだ。」

ゆうな「まさにとってつけた感。マジェスペクター・ユニコーンさしあげて」

ゆえ「どうぞ……」

金剛「いや、もらっても俺はぜんぜん分かんない…」

悠「うわああぁっ!」

弩躬「その害獣カードはとっとと焼き捨てろ」

金剛「ええっ?!」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…-禅で…お送り…しました。」
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