ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。ゲストは前回に引き続いて十神将のお二人、猿渡さんと天馬さんよ」

猿渡「お嬢ちゃんはなかなか足が良いな。撫でてよいか?」

稲葉「優希くんので良かったら。」

優希「意味がわかりません!?なんのスケープゴートですか。」

猿渡「女……だったのか?」

優希「男です!ズボン履いてるでしょ」

猿渡「最近ではよくズボン姿の女はゴロゴロしとるではないか。のぅ、天馬の?」

天馬「スーツならズボンも当たり前だろ。」

猿渡「そうじゃなくてなぁ」

稲葉「スーツもいいですわよね。キュッとおしりがしまってるような」

猿渡「嬢ちゃんなかなか話せるなぁ」

天馬「訳がわからん」

紅菜「じゃあ、天馬さん、昨日の続きを聞いてもいいですか?」

天馬「なんだ。」

紅菜「悠さんの龍剄気孔はすごい技ではないんですか?」

天馬「スゴいというならばスゴいだろうな。人力、しかも個人で衝撃の弾や障壁、砂嵐などを操れるのだから」

猿渡「人間災害とでもいうかな。ひゃひゃひゃ」

優希「に、人間災害…」

天馬「しかし、前回も話したが所詮は劣化コピーだ。箱をあけたら粗が目立つ」

優希「そうなんですか?風の障壁なんてかなり便利な技にも思えるんですけど」

猿渡「いやいや、それがどっこい。氣の技はどれを見ても溜めが長い。俺らに言わせたらナチュラルに自身の力で推してくる百目鬼の奴のが苦手だなぁ。そういや、あのオヤジの従姉かなんかの娘にえらいベッピンなのがいるそうだぞ。天馬の、たしか名前が…百目鬼七海とか…ったかな?」

天馬「そんな事は知らんが千歳がいう風の障壁だが、風の壁を叩き飛ばすのが弾針勁。対して風の壁を両手で叩き潰した際に発生するのが衝撃風だ。」

紅菜「衝撃波とは違うんですか?」

猿渡「衝撃波は波だ。対して衝撃風は空気を圧縮して破裂したさい発生する真空に近いものでな。まぁ、この辺りは科学的なあれになるんだが…説明は省く。」

天馬「この技の弱点は有効射程が短く、衝撃風が発生する前面以外は隙だらけ、さらに、全身のバネで伝えるためにその場で踏ん張り動きが一瞬止まる。一番の欠点は両の手が摩擦で摩りきれ火傷もすることだな。」

猿渡「悪い事ばかりをいったが威力という意味では確かにある。タイミングさえあれば衝撃風は銃弾すら通さんほどだ。これも科学的な話しになるから説明は省くがな。」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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