ｰ稲葉の部屋(隣)ｰ

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電！」
優希&紅菜「「脳！」」
禅「ラジオ…！」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とともき君よ」

悠「家に帰ってパラノーマルアクティビティを見ようとしたら、遊びに来てた海に叩き出された俺だ」

ときも「そのあと人の家にアポなしで来て……『ホラー映画みよーぜー』って連呼しながらドアノブをｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬされた俺だ」

悠「ちょっとしたオチャメじゃん」

ときも「周りの事を考えんかい！隣近所に変な噂がたつだろ！」

悠「じゃあ、次から拳二呼んどくよ」

ともき「そんな事したらもっと酷くなるわ」

優希「瓦谷さんは、アウトですね…」

悠「じゃあ、どうしたらいいんだ？」

ともき「普通に遊びに来れんのか。」

稲葉「普通っていうのが一番難しくて、一番解らないのよね。」

ともき「そんな深い話はしてないって、常識の範囲内の話だから。」

悠「……なら、問題ないな。」

紅菜「悠さんの普通は今の状態なんですね」

悠「もちのろんだ。」

ともき「……」

ｸﾞｲｨ

悠「痛たたた！痛い痛い無言で髪を引っ張らないでください！取れる！取れるから！」

優希「取れるのか！？」

稲葉「取れるわよ。」

優希「えぇ！？」

稲葉「ウィッグだからね。」

紅菜「ウィッグ？」

稲葉「本編で切っちゃったでしょ？それで悠が見えすぎて気持ち悪いからってウィッグ被ってるのよ」

優希「そこまで貞子髪にこだわる必要はなんなんですか？」

稲葉「本人に聞いてみて。」

紅菜「なんなんです？」

悠「ほら、みにくいし」

優希「前髪あるほうが見にくく無いですか？」

悠「いやいや、前髪あったらみにくいの隠れるだろ？」

優希「んん？」

悠「え？」

ともき「……優希くん、何がみにくいんだ？」

優希「え、そりゃ前が見にくいでしょ」

ともき「悠は？」

悠「面が醜い」

稲葉「言葉って難しいわね。」

紅菜「問題はその部分でしょうか？」

悠「っか、引っ張りすぎだわ頭皮千切れるかと思ったぞ」

優希「それどうやってとるんです？」

悠「ん、こうやって…よいしょ！」

優希「前だけ外れた？！」

紅菜「ウィッグっていうか変則のエクステみたいですね。」

悠「前の部分さえあったらいいからな。」

ともき「っか、別にそれなくても問題ないだろ。」

悠「問題あるって。優日なら爆発してるレベルだぞ」

ともき「優日もそうだが…お前らは何かで顔を隠していないと生きられない種族かなんかなのか？」

悠「シャイなんだよ」

ともき「皆、帰ろうか。」

優希「そうですね」

紅菜「何か甘いもの食べて帰らない？」

悠「おーい、悠さん泣いちゃうよ？」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」