ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とミハイル殿下よ」

悠「ちぇき、ハロ…」

ミハイル「世界のアイドルの僕だ。」

悠「黙れよ、潰れた肉まん。」

ミハイル「はっはっは。面白い冗談だな。」

悠「いっひっひ。一切ノンフィクションだ。」

ミハイル「はっはっは。僕が潰れた肉まんだったらお前は腐った海草だな。」

悠「いっひっひ。」

ミハイル「はっはっは。」

優希「……あの、怖いんで止めてくれませんか?」

ミハイル「ふんっ!」
悠「ふんっ!」

優希「大きい子供が二人…。」

稲葉「まぁ、ミハイル殿下は本当に子供だけどね」

悠「ガキだよ」

ミハイル「黙れ、化物」

悠「うっせぇぞ、ぬっぺふほが」

稲葉「さて、今日は10月31日のハロウィンだけど……驚かすのが趣味の殿下はやっぱりこーゆー日が好きなのかしら?」

ミハイル「ハロウィンとかに関係なく人をおちょくるのは大好きだ。」

悠「ミートゥ」

優希「アンタラ、仲いいのか悪いのかどっちだよ!」

悠「ケースバイケース」

ミハイル「そうだ。悠に頼まれていたアレを作ってきたぞ」

紅菜「アレ?」

悠「おぉ、さすがだな。」

ミハイル「発明王ミハちゃんに不可能はないんだよ。」

コトッ

優希「大きいあめ玉?」

ミハイル「一見するとあめ玉型のカプセルだが、これと水を一緒に口に入れると……うっぶっ…おえー」

ボタボタボタ

「「きゃあぁっー!?く、口からムカデっ!?」」

ミハイル「っと、まぁこうなるわけだ」

悠「コイツは予想以上にグロエグだな。」

優希「な、なな…」

禅「ふむ…オモチャ…ですね」

ミハイル「そうだ。これは以前に僕が作ったリアルゴキブリ君の改良版のリアルムカデ君だ。さっきのあめ玉の中には水を瞬時にすいとって膨らむ素材でできたてコレをたくさん詰めてあったんだ。あとは、口の中で膨らみ出したら吐き出す。」

悠「なるほど、いい出来だな。」

ミハイル「ただ、難点は膨らむと元に戻らないから、一度しか使えない所だな。取り合えずあと三つ予備がある」

悠「ふぅん。以前のゴキブリのオモチャより楽なのは楽だな。あれは仕込むのに時間がかかるから。」

紅菜「こんなものどうする気です…?」

悠「ハロウィンの余興に驚かそうかと思ったけど……やったら泣くかな?」

優希「こんなことされたら100%泣きますし、トラウマレベルですよ!」

悠「以前、海をおもら……泣かしてるから自重するかぁ。残念だ。」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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