ｰ稲葉の部屋(隣)ｰ

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電！」
優希&紅菜「「脳！」」
禅「ラジオ…！」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠(女)と千夜君よ」

悠(女)「安い女じゃないぜ。けど、和龍軒のラーメンおごってくれるならついてちゃうかもな、あーしだ。」

千夜「……俺だ」

優希「え、空の俺だ…ですか？」

千夜「あ゛？」

優希「うっ…」

悠(女)「やめろよ。千夜ちゃん、優希ちんが怖がってるだろ」

千夜「……なんもしてねぇだろ。」

悠(女)「顔が怖いんだよ。なぁ、優希ちん」

優希「ひと言もいってませんから！」

千夜「……」

紅菜「それにしても珍しい組み合わせですね。」

悠(女)「さっきたまたま会ったから捕まえた。」

千夜「ウゼ…」

優希「あの本気で機嫌悪いんでは？」

悠(女)「平気、平気、千夜ちゃんが機嫌いいときなんか無いから。これでデフォルトだ」

優希「いやいや…」

紅菜「和辰さんって、普段はどんなことしてるんです？」

優希「(紅菜、よく話しかけれるなぁ)」

千夜「普段…家の仕事ぐらいだな」

悠(女)「大部分ハショってるな」

千夜「なら、お前は朝起きてから今までの行動を赤裸々に公言できんのかよ」

悠(女)「できますん」

優希「どっちっすか…」

千夜「はぁ……っか、俺の行動もただのローテだけどな、ガッコ、街、店(家)。それが順番が違うかどうかなだけだ」

悠(女)「それでもちゃんと店の手伝いしてるのが偉いよな。」

千夜「ふん、それがずっとなんだ偉いもクソもねぇよ。」

悠(女)「惚れるぜ」

千夜「ウゼ…」

稲葉「蹴りたい？」

千夜「かなりな。」

悠(女)「容赦ねぇな。」

千夜「ふん、室内だからやらねぇよ」

優希「え、屋外だったら蹴ってるんですか？」

千夜「少なくとも二回は蹴ってるな」

悠(女)「千夜ちゃんは容赦無しだなぁ。けど、惚れるぜ」

千夜「六回は蹴ってるな」

悠(女)「いっきに増えたよ……っか、こんなか弱いあーしを蹴るなんて…」

千夜「あ゛？」

優希「か弱い？」

悠(女)「なんだ、その反応はタイガードライブ91かますぞ」

紅菜「少なくともか弱いのカテゴリーに入る女性はタイガードライブなんて投げはしないと思うわよ」

悠(女)「儚さと力強さを兼ね備えた次世代型の萌えです」

優希「和辰さん、ひと言お願いします」

千夜「ウゼぇ…」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」