ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。前回に続いてゲストは悠とともき君でトークテーマは学祭」

悠「じゃあ、優希ちゃんだって、紅菜ちゃんの太ももの間に顔を挟みたいだろ?」

優希「トークテーマは学祭ってるのに、その太ももの件から話を続けるな!」

悠「優希ちゃんがやらないなら…俺がやる!」

グイッ!

ともき「やめい。」

悠「痛たたたた!?とれる!外れる!抜ける!髪をひっぱっちゃらめぇ!」

紅菜「いま、わりとほんきでしたよね?」

悠「うん。」

優希「こ、コイツは…」

悠「冗談は置いといて学祭の目玉といえば出店だよな。」

優希「喫茶、飲食店、ゲーム屋台が中心ですよね」

悠「うちのクラスには学祭の歴史を掲載しないかというかなりコケる企画を提案したお方もいたけどな。なぁ、みゆき」

ともき「名前をいうなよ!そこは暗黙のルールだろ!」

悠「俺としては全然ありだったんだぞ。っか、それに票入れたし」

紅菜「なんで?」

悠「調べて掲載しといたらあとはなにもしなくていいだろ。」

ともき「あー、コイツの話しはまともにとらえなくていいから。」

悠「だってよぉ、俺が提案した企画全部没だったし。」

優希「どんな企画を提案したんだ?どうせまともじゃないんだろ」

悠「いやいや、何をおっしゃる。ただの喫茶店だよ。手作りの和菓子と抹茶を振る舞う、和風喫茶だ。」

優希「あれ、普通だし。悠の和菓子ならすごい食べたいんだけど」

悠「だろ?」

ともき「店に入って席についたらまず女の子を選んで横に座らせるサービスつきのな」

優希「え…」

悠「三十分料金で延長毎に追加料金。さらに、あーんなのどオプションは別料金で…」

優希「キャバクラだろそれ!」

悠「いやいや、あくまで和風喫茶。」

ともき「他にもウェイトレス全員を水着にするとか、マッサージ喫茶とか風営法に引っ掛かりそうな提案しかしなかったからな」

悠「クラス女子全員の目が冷たかったなぁ」

優希「当然だろ…」

ともき「お前がいつもどんな店にいってるか知らないけどよ…」

悠「個人では行ってねぇよ!」

紅菜「個人では?」

悠「まぁ、拳二の奢りでキャバクラは何回か……って、それもいいから。」

稲葉「悠はキャバ嬢に受けがいいものね。ほら、こんなに名刺が」

ドサッ

優希「うわ…」

紅菜「デッキ並みの厚みね」

悠「なんで、お前が持ってんだよ!っか、名刺は誰でも渡されるっての!」

ともき「唇のマークつきでメアドと番号も書いてあるけど?……悠?」

優希「あれ?」

紅菜「逃げたみたいですよ」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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