ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストはミハイル殿下とチコちゃん、それに悠よ」

ミハイル「そーです、私がミハイル殿下です。あ♪へんな、でーんかっ♪」

悠「その通りだな」

チコ「ええ、否定する要素が何一つもありません。」

ミハイル「ここは志村けんか!って突っ込むところだろ!」

悠「そうだな。俺が悪かったよ」

チコ「え?」

悠「へんな殿下じゃなく、キモチワルい生き物だ」

ミハイル「ここが僕の国なら縛り首だぞ」

悠「その前に、お前を斬首してやる」

優希「あの、物騒な話はその辺で…」

ミハイル「これだから野蛮な凡人は困るんだ。発言が酷いから」

悠「お前こそひどいぞ。顔の形を見てみろよまるでつぶれた大福だ。」

ミハイル「表に出ろコラ!」

チコ「あの…つぶれた大福はそうかもしれませんけど話を進めませんか?」

優希「どんどん、チコの口が悪くなってる気がする」

チコ「大丈夫です。アレにしか言いませんから」

紅菜「ある意味たくましくなってるわね」

優希「っか、ミハイル殿下が認める人間ているのか?」

ミハイル「居るぞ。僕が大学にいたころ首席の座を争った奴だ。」

紅菜「待って、今何歳だった?」

ミハイル「十歳だ。」

優希「大学に入学したのは?」

ミハイル「八歳だ。卒業までは一年しかかからなかったな。卒業のおり僕と一緒に卒業論文を提出した奴だ。名前はたしか…秋月とかいう女だったな」

悠「ブッ!?」

チコ「ど、どうしました?」

悠「な、なんでもない…」

紅菜「ヒソヒソ(秋月って秋宵月に改名前の…)」

稲葉「ヒソヒソ(真桜ちゃんね。人はどこでどんな繋がりがあるか解らないわね)」

優希「どんな論文を書いたんです?」

ミハイル「秋月は「サハラ砂漠における人工降雨の可能性」でノーベル賞も約束されたが断ったそうだ。」

チコ「殿下は?」

ミハイル「ぼくが提出したのは「ゴキブリホイホイにおける茶羽根ゴキブリの生存の可能性」はだ。教授会から三重丸をもらったにとどまったが…」

紅菜「なんの論文を書いてんのよ…」

チコ「誰得で誰が興味持つんですかそんな論文…」

悠「やべぇ、凄く興味ある。」

優希「食いついた人がいたよ!?」

悠「俺はゴキブリ嫌いじゃないからな」

ミハイル「僕はいとおしさすら感じるぞ」

チコ「止めてください。」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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