ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストはミハイル殿下とともき君よ」

ミハイル「む、今日は悠じゃなく悠の嫁か」

ともき「中山ともきだ」

ミハイル「山中にいるのか」

ともき「ひっくり返すな!」

ミハイル「そうだ。昨日ついでに調べてみたら、日本の名字ベスト5は、1位:佐藤2位:鈴木3位:高橋4位:田中5位:渡部らしい。100位は新井だ」

ともき「間の95は?」

ミハイル「面倒だから省略するちなみに藤原は47位だ」

ともき「小出しにいうの止めろよ」

紅菜「なんか名字ネタが続いてるわね」

ミハイル「他になにもネタが無いんだろう。所詮は鼠脳だ。僕とは作りが明らかに違う。ちなみに、お前ら愚民はこれを読めるか?」
『眠目』

ともき「愚民って……腹立つな。」

優希「ねむめ?」

ミハイル「違う。」

紅菜「さっかよ。北海道にある珍しい名字」

優希「だからなんで知ってるんだよ?!読めるんだよ!」

ミハイル「北海道もなかなかユニークなものが多いぞ」

『九十三』『壱ツ石』『宝金』『稲童丸』『可香谷』
ともき「『九十三』つくみか?」

ミハイル「うむ『九十九』がつくも、『九十三』はつくみ。四はないが筑紫(つくし)はある」

優希「『壱ツ石』はひとついし?」

ミハイル「そうだ残りは…」

紅菜「『宝金』ほうきん『稲童丸』いなどうまる『可香谷』かがや、ね。」

ミハイル「……じゃあ、これを読んでみろ!」

ともき「なんでキレてる…」

『十』

優希「じゅうじゃないのか?」

ミハイル「ところがどっこいドンドコデンのでんでん太鼓だ」

ともき「意味がわからないから…」

紅菜「ももぎ、もげき、えだなしでしょ。」

優希「おま…凄いな」

ミハイル「チッ…」

ともき「舌打ちしてないで解説してくれ」

ミハイル「北海道の珍しい名字の代表が「十」のもげきだ。これはさっきソイツがいったように、ももぎ、えだなしなんとも読むが実際には一家系しか存在してない。読み方もひとつだけだ」

紅菜「この漢字は、「木」の両側がもげた形を表し、「もげき」と読むの。ちなみに「木」って漢字は、活字では縦棒の先は止めるけど、行書体では縦棒の先をはねるから、正確には「十」の縦棒の先端を跳ねるのが正しい書き方なのよ」

ミハイル「くぉらあぁぁ!僕の解説を勝手にいうなぁ!」

紅菜「知らないわよ。」

ともき「紅菜って頭いいんだな」

優希「いや、おれも普通に驚いてます。」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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