ー放送ー⚡電脳ラジオ(参)⚡7

ー稲葉の部屋(隣)(3/6/夕)ー
  
稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『さんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(参)の時間よ。今日のゲストはマリアちゃんと神姫さんと真桜ちゃんよ。」

マリア「怪味が気になる。私です。」

神姫「辛口。私よ。」

真桜「素材の味。真桜なの。」

友利「幼女は素材の味を生かしたままだからこそ完成しているってことですね。友利、納得です!」

ゆえ「どないしましょうか……?」

真桜「好きにしろなの」

ゆえ「どっせい……!」
ベチコン!
友利「はんぎゅっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

ゆえ「ところでかいみってなに……?」

マリア「第六の味覚と言われている味です」

神姫「読み方は確か、中国語だと「グァイ・ウェイ」だったかしら。」

ゆうな「味覚ってことは五味(甘味・旨味・塩味・酸味・苦味)からさらにプラス一?」

真桜「違うなの。怪味は四川料理に使われるタレの一種なの。練りごまが加工されて出来る芝麻醤(チーマージャン)や、山椒との師弟関係を疑わせる花椒(ホァジョー)、豆板醤(トウバンジャン)、ごま油、醤油、砂糖、酢、ショウガ、ニンニクetc」

ゆうな「……つまり何味?」

神姫「何味っていうなら……辛味と共に実に複雑な味わい、かしら」

マリア「今の言い方が何かスゴイ、ゾクッと来ました」

神姫「何言ってるんだか」

ゆえ「からそう……」

マリア「ゆえちゃんは辛いの苦手ですか?」

ゆえ「ぜんぜん、むしろだいすきです……!」

ゆうな「ハバネロの肉詰めとか平気で食すからね。」

マリア「パネェ」

真桜「辛味が苦手なやつは、マヨネーズやピーナッツバターを加える事でコクやまろやかさを増すこともできるなの」

マリア「らしいですね」

ゆうな「ぶっちゃけ何につけて食べるの?」

神姫「わりとなににでも使えるんじゃないかしら。唐揚げとか揚げ出しに着けて食べるって聞いたこともあるけど」

ゆえ「じゅるるりん……」

ゆうな「ヨダレがたっぷり」

真桜「おちつけなの……」

友利「ゆえちゃんソースが飲み放題ですね!!」

ゆえ「……」
グシャッ!
友利「びゃっ!」

ゆうな「やれやれだぜ」

マリア「スプーン一杯数万円で売れそう。それでは本日の世界の危険な菌のコーナー!」

ゆうな「ぴゅーぴゅー」

ゆえ「ぱふぱふーぱふぱふー……」

マリア「本日紹介するのはトリインフルエンザウイルスH5N1型」

ゆうな「ゴッドバードアタック!」

ゆえ「あいてはしぬ……」

マリア「鳥類に感染するインフルエンザウイルスで、まれに鳥からヒトに感染することがあります。ヒトに感染した場合、高熱や咳など通常のインフルエンザと同じような症状の後、急速に全身の臓器が異常な状態になり死亡します。」

真桜「鳥インフルエンザは通常のインフルエンザよりはるかに危険で、致死率は60%に達する(通常のインフルエンザは致死率0.1%未満)なの。」

神姫「鶏舎で発覚したら即潰すぐらい被害が出るものね。」

稲葉「放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
2/100ページ
スキ