ｰ稲葉の部屋(隣)ｰ

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

揺光【揺光&…】

貞子たん『貞子たんで』

稲葉「電！」
揺光&貞子たん【『脳！』】
禅「ラジオ…！」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とともき君よ」

悠「やっと止めたか」

揺光【妾たちは今日から眠るからのぅ】

貞子たん『はい…』

ともき「どういう意味です？」

揺光【夏が終わったからのぅ。海の家と同じでしーずんおふになるということじゃ】

貞子たん『また、夏に…呪まーす…』

悠「とっとと成仏しろ」

貞子たん『それでも…いつもいっしょ……ふふ』

悠「ｿﾞｯ…ひ、久々に怖かった」

揺光【という訳でじゃ。今日で妾は暫し出納めじゃからな。今日はしっかり笑わせい】

悠「お前のツボが解らんのだが」

揺光【そうじゃな…はしゃぎまくる童を絶望の悲鳴をあげる様を見れれば…】

ともき「あんた鬼か！」

揺光【鬼はソッチ、妾は狐じゃ】
↓
悠「誰が鬼だ！」

稲葉「はしゃぎまくる子供といえば電車やバスの社内よね。夏休みの間は蚊と同じくらい動く迷惑だったわ。」

悠「あー…そこらかしこに出没しては夏の不快指数を上昇させてな……だいたいよう、はしゃぎまくる子供を「元気があってかわいい」なんて思ってるのは血を分けた親だけなんだよ。」

ともき「黒い部分が出てるな」

悠「俺は間違ったこといってるつもりはないんだけどな。」

稲葉「まぁ、悠が道徳的なことを言ってるのが間違ってるというか気持ち悪いんだけどね」

悠「あはは。泣いていいか？」

ともき「今のはちょっと酷いな。」

悠「ちょっとかよ！」

禅「ですが…アレは…困り…ます…よね。下手に…注意…できませんし」

悠「そうだよな。静かにしないとブチ殺しちゃうぞって、いえないしな」

ともき「言わねぇよ！っか、それ脅迫だろ…。」

稲葉「最近は子供を狙う犯罪者があとを絶たないし、ただの注意だと思われない場合があるからね」

悠「そうだな。静かにしないと食べちゃうぞ。なんていったら性的な意味にとられるかもしれないし。」

ともき「もう喋るなよ。」

稲葉「悠ならなにかこう…かっこいいお兄さん的なセリフで決めれるでしょ。」

悠「そうだな…空から少女が落ちてきたときのシュチュエーションに備えるべく…こう言う場合は…」

ともき「どんなシュチュエーションだよ…」

悠「子供といっても無知ではない。まず、自分の頭で考えさせるんだ。「どうしてこの人は自分を不快だと感じているのだろう」と哲学的に思考させるのが肝心だ。」

ともき「なんか急ハンドルなこと言い出したぞ。」

悠「いいか、こういえばいい…「お前は……昔の俺を見ているようで、不愉快なんだよ！」って。ドアとか殴りながらな」

ともき「ただの危ないやつだろソレ！」

揺光【くっくく、なかなか愉快じゃったわ。どれ、悠別れの土産をやろう】

悠「あー？」

揺光【これじゃ】

ポンっ！

悠(女)「へ？」

悠「は？」

揺光【それじゃあの】

貞子たん『また…夏に…』

悠「いやいやいや、なんだこの置き土産！消えるなをぃ！」

悠(女)「…あーし、どしたらいい？」

ともき「……とりあえず、悠(男)と一緒に帰れ。」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」