ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

揺光【揺光&…】

貞子たん『貞子たんで』

稲葉「電!」
揺光&貞子たん【『脳!』】
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストはめんどくさいが染み付いてる悠と物に釣られて来た優日よ。」

悠「俺にめんどくさいのが染み付いてるんじゃない。俺のまわりがめんどくさい事だらけなんだ…の俺だ。」

優日「雪の家でお茶して帰ってたら、稲葉ちゃんに…「今からラジオ来てくれたら前に探してたadidasのニット帽あげるわよ」といわれてやって来た私です」

悠「お前…子供かよ」

優日「子供じゃないから確りともらう代わりに働いてるでしょ?」

悠「あぁ……って、納得しないからな」

稲葉「じゃあ、今日は夏ものこりわずかになってきたけどなにか夏らしいことをしたかをトークしてもらおうかした。」

悠「してねぇな。海にもプールにも祭りにもなんにも行ってないし」

優日「言葉にするとかなり閉鎖的な人だよね」

悠「そんな褒めるな」

優日「えへへ」

禅「誉め…て…ないの…に誉めた…と…とって…それを…照れ…返す…とは…なかなか…の…妙技…ですね」

稲葉「けど、ツッコミが不在だとやっぱりあれね。まぁ、悠が寂しい人なのはわかったとして」

悠「誰が寂しい人だ。出掛けるのがめんどくさいだけだ。」

揺光【よく、友を無くさぬのう】

悠「俺もそれは不思議だと思う。」

稲葉「優日はどう?」

優日「うーん…なんだかんだで夜型生活になってるから新学期はしばらく朝がつらいかも。」

悠「そういう時はともき見習っとけ、毎朝きっちり自分で起きてるし」

稲葉「あら、悠は真桜ちゃんが起こしてくれるんじゃないの?」

悠「いや……夏休み前から諦められてるから」

優日「どしたの?」

悠「えとな…」

~~

悠『すかー…』

真桜『……』

悠『んあっ?へっ?何?なんかあったか?』

真桜『いや、八時過ぎてるのにいつまで寝てるのかと思ってただけなの』

悠『……おこしてよ…』

~~

稲葉「なるほど、起こしてすらもらえなかったのね」

悠「しかも、そのあとゴミ出しといてといわれて、生ゴミだからもう収集車来てるけど走れば間に合うといわれたよ」

優日「間に合わなかったら?」

悠「放置はダメだから戻ってこいといわれたよ…」

優日「さすが真桜ちゃんだね。」

稲葉「まぁ、普通に学校いかないのが悠だし、遅刻くらい今さらよね」

優日「だよね。むしろゴミ収集車追っかけてそのままさぼりそうだし」

悠「お前ら、言いたい放題やなコノヤロー」

優日「イェイ!」

悠「誉めてねぇよ!」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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