ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

揺光【揺光&…】

貞子たん『貞子たんで』

稲葉「電!」
揺光&貞子たん【『脳!』】
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは地味で面白味の無い普通の彩と派手で面白(うざ)い絢爛のデイジーよ」

彩「…面白味がなくて悪かったな……」

デイジー「あらあらあらあら、火口様、アナタおしゃれに興味がゴザイマセンの?」

彩「(嫌な予感…っか、この娘だれ?)悪いけど間に合ってるよ」

デイジー「そうデスわね。そうデスわ。そんなアナタに朗報デスわ。このワタクシが特別に!アナタを絢爛に着飾って差し上げますワ!」

彩「聞けって!おい!」

稲葉「じゃあ、さっそくデイジーさんのコーディネートコーナーを始めましょう」

彩「なんなんだよいったい、おまえら私で何がしたいんだ」

稲葉「アヤノカワイイカッコウガミタイとか?」

彩「うそつけ!なんだそのカタコトとその顔!!いつもいつも人をだしに遊びやがって」

揺光【まあまあ、良いではないか。もしかしたら少しくらいは存在感とかがでるやもしれぬぞ?】

ズドッ…

彩「ぐはっ(そそ、そんなに地味かなぁ、別に良いじゃんかよグスン)」

デイジー「さて、普通が服着て歩いてる彩様ではナマハンカなオシャレデハ変われませんデスワ」

彩「うるさいよ!」

デイジー「そこで、特別にワタクシの服をお貸ししましょう!ワタクシの華麗な衣装で着飾れば地味なアナタも豪華絢爛に…このとーりデスワ!」

稲葉「ピンクのワンピースタイプのドレスは薔薇のイメージしたリボンを装飾。スカートは流行りのダブル(重ね合わせ)」

揺光【ふむ、所謂ごすろりと言う奴じゃな。】

彩「ど、どうだ?」

デイジー「おかしいデスワね。むしろ無様?」

彩「がふっ!?」

デイジー「服に着られてどうするんデスの」

彩「お、おまえなぁ~~!勝手にやってその言い草は…」

稲葉「そうね。こういう服は彩には合わないわ。もっと本人の持ち味をいかさないと」

禅「お…稲葉さん…が…乗り気…です」

揺光【稲葉とて女の子じゃぞ。……ただ、あの彩とかいう娘の持ち味ってなんじゃ?】

禅「ひどっ…」

稲葉「というわけでそれらを考慮した結果、こんなの出来ました」

デイジー「ポニテで白のブラウスにジーパンデスワね」

彩「うん、これは悪くないな。しっくり来るというか…」

「「「……」」」

彩「あ、あれ?駄目かこれ?」

揺光【一般人?もう此れその辺におるじゃろ】

デイジー「誰?」

稲葉「彩…え?」

彩「本当にひどいなおまえら!っーか、稲!お前がいっちゃダメだろ!うぅ…もういいよ…」

稲葉「あらあら、じゃあ、彩のフォローはきっと今日もラスタに居る悠に任せて……放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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