ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

揺光【揺光&…】

貞子たん『貞子たんで』

稲葉「電!」
揺光&貞子たん【『脳!』】
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストはボクッ娘と普通ッ娘。坂神まゆさんと……彩よ」

まゆ「おかしいな…さっきまでラスタ・ラヴにいたはずなんだが」

稲葉「深く考えちゃダメよ」

彩「てゆーか稲…」

まゆ「なんで、さっき火口くんの名前呼ぶ時に間があいたんだい?」

稲葉「名前が出てこなかったのよ。」

彩「おま…」

揺光【酷いやつじゃのう】

稲葉「クスクス、冗談よ。ネタよ。ネタ」

彩「その冗…」

まゆ「そういう冗談は彼女の心を深く傷つけないか?」

稲葉「大丈夫よ。じゃあ、ここで、まゆさんに相談してみようのコーナーに移りたいと思います」

彩「……」

まゆ「なにも聞いてないんだが?」

禅「気軽に…答えて…くれたら…かまいま…せん」

稲葉「それでは、まゆさん。彩はどうも没個性で悩んでるみたいなんだけどどうにかならないかしら」

彩「私の相談を稲がするな!」

稲葉「私が代弁しないと、喋らないじゃない」

彩「しゃ…」

揺光【喋らないのではなく、喋れてないだけではないのかのう?】

彩「い…」

禅「今も…喋れて…ません…し」

彩「お願いだから喋らせて…」

稲葉「という感じなの」

まゆ「ふむ……ひとついいかな?」

稲葉「なにかしら」

まゆ「相談してくれたのはいいんだけど、僕は火口くんとあまり接点がなくどうアドバイスをしたらいいのか解らない」

稲葉「適当でいいのよ」

彩「おい、本人目の前に適当でとかいうな」

まゆ「そもそも、普通でなにか問題があるのかい?」

彩「いや…影が薄いっていうか…」

まゆ「それでも君を見てくれる人はいるんじゃないかな。古川くんだって、ふざけながらもこうやって相談の場を設けてくれてる訳だし」

彩「えと…」

稲葉「ダメね。既にまゆさんにキャラで飲まれてるし」

揺光【ふむ、ならいっそ人を止めるというのはどうじゃ?】

稲葉「あら、なにに変わるの?」

揺光【そうじゃのう…キョンシーなんぞどうじゃ?】

稲葉「あら、いいわね」

彩「よかねぇよ!」

稲葉「けど、個性はでるわよ。ちーかーよーるなーで」

彩「なんのこっちゃわからねぇよ」

稲葉「ワガママね」

まゆ「キョンシーってなんだい?」

揺光【動く腐乱したいじゃ】

まゆ「それはダメだね。」

稲葉「冗談よ」

まゆ「……古川くんのそれは口癖かい?」

彩「違うよ。私たちからかって楽しんでるんだよ」

稲葉「……あらもうこんな時間、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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