ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡3

ー稲葉の部屋(控え室)ー

紅「ちぇき~」

千夜「……」

紅「お、千夜ちゃん。先来てたんだ。」

千夜「三十分前からな……」

紅「うは…え、やる気満々?」

千夜「ボケッ!集合五時ったからそれに合わせて来てんだよ!今、五時半だぞ。」

紅「悪い、悪い五時にラスタ出たからさ。」

千夜「……あ?」

紅「いや、だから、五時にラスタ出たんだよ。さっきまで悠たちとしりとりしててな。」

千夜「死ね。」

紅「酷っ…」

稲葉「クスクス、二人は仲良しね。」

千夜「気分が悪くなるからやめろ…っか、時間いいのか?」

稲葉「大丈夫よ。紅君の遅刻癖は知ってるから。」

禅「まだ…放送…時間の…二時…間…前…です」

紅「さすが禅だぜ!」

千夜「遅刻しなきゃいい話だろ…。」

紅「反省してるって……というか、千夜ちゃんこそよくラジオにでるきになったな。」

千夜「……古川には借りがある」

稲葉「そんな事気にしなくてもいいのに。けど、そうやって律儀な人は好きよ。」

千夜「けっ」

禅「では…軽く…打ち…合わせ…を…はじめ…ますか」

稲葉「そうね。今日はお葉書紹介でいくつもりなんだけど…二人宛のお便りはこれね。好きなのを選んで。あとここにある物は好きに食べていいから」

紅「この、すっごい菓子とかは…どしたの?」

禅「視聴者…からの…贈り物…です」

千夜「マジかよ…」

紅「あれは?」

揺光【焼鳥美味。こんびにとやらも侮れぬのう。】

稲葉「揺光は最近コンビニがブームなのよ。」

紅「へぇ。さて…えーと『紅さんは普段何本くらいバットを携帯していますか』へぇ、こんな葉書きてるんだ。おれ、これにする。」

千夜「あん?なんか違うの混ざってるぞ。『貞子たんのように少し憂いを帯びた女性は素敵です』」

貞子たん『ポッ…//』

揺光【憂いを帯びとるのではなく死んどるだけじゃがの。】

貞子たん『しゅん…』

揺光【まぁ、物は言い様じゃな。憂いを帯びておる。うむ。良いな。焼鳥美味!】

千夜「をぃ、ここいつもこんな感じか?」

稲葉「そうね。ぶっちゃけこの打ち合わせも緊張をほぐすための駄弁りだもの。あとは、軽いティータイム」

禅「この…パイ…生地の…シュー…クリーム…絶品…です…」

紅「禅、飲みもんは?」

禅「そこの…加糖珈琲…と…コン…デンス…ミルク…の…チューブ…を…もらえ…ますか」

千夜「聞いてるだけで胸焼けしそうだ…」

紅「はは~、禅は甘党だなぁ」

千夜「そういうレベルじゃねぇだろ。」

稲葉「さて、そろそろ収録はじめましょうか。」

紅「俺はおっけーね。千夜ちゃん、お便り選んだのか?」

千夜「あぁ。これでいい。」

稲葉「それじゃあ、皆よろしくね。」
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