ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

揺光【揺光&…】

貞子たん『貞子たんで』

稲葉「電!」
揺光&貞子たん【『脳!』】
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは優日とともきくんよ」

優日「はい、ちぇき~。」

ともき「どもー。」

揺光【なんじゃ、悠は居らぬのか…ならば、妾はダレるとするかのぅ。ふあ~…ぁ。】

禅「わかり…やすい…態度…です…ね。」

稲葉「クスクス。それじゃあ、揺光がダレちゃったし、優日達に頑張ってもらおうかしら。」

優日「がってん承知…って、ともき君が息巻いてるよ」

ともき「優日にはいったい俺がどう見えているんだ?」

優日「(かわ)いい顔してる人」

ともき「なんか余計なのついたよな。」

稲葉「ついた、繋がりで今日のお悩みのご紹介」

ともき「どんな繋がりだよ!」

禅「は…い。ペン…ネーム…秘封倶楽部…さんから…『夏ですが、皆さんの校には七不思議はありますか?』…との…メール…です」

ともき「学校の七不思議っていえば、夜の音楽室からピアノの音が…とかいう?」

稲葉「そういうのね」

優日「貞子が取り憑いてる貞子髪男とか。」

ともき「なんだろうな。もはや自然体に感じちゃうのが不思議だ。あ、本当に不思議だ。」

優日「ほら、不思議だった。」

稲葉「けど、そういう七不思議とかがある学校て人気がでそうね」

ともき「マイナスイメージになる気がするんだけど、呪われた学校みたいで」

優日「そこは七不思議の二つ、三つをロマンチックなものに、ねつ造したら問題なしだよ」

ともき「ねつ造っていっちゃったよ。」

優日「こんな感じで…」

一、校庭の桜の木の下で告白すると上手くいくらしい
二、背が伸びるらしい
三、ギャンブルに強くなるらしい

四、喧嘩無敵
五、金運アップ
六…

ともき「まてまて全然、怪奇現象関係ないよな……雑誌によくある広告みたいで嘘くさいし」

優日「あくまで『らしい』ってことだから問題なしだよ」

稲葉「効果には個人差があるというわけね」

ともき「不思議でもなんでもなくインチキじゃねーか!」

優日「そうそう不思議は転がってないね。」

ともき「真近くに超不可思議なのがいるけどな」

揺光【言われとるぞ】

貞子『え…?私も?』

ともき「両方だよ!」

揺光【なんじゃと?!】

ともき「なんで素で驚いてるんですか…」

禅「そろ…そろ…終わり…なので…締めて…ください……優日…さん」

優日「よし……あ、ごめん。なんにもないや。てへ♪」

稲葉「素晴らしい締めだったわ。」

ともき「一番の不思議は…この放送にクレームが来ないことだよ…」

稲葉「それじゃあ、本日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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