ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

揺光【揺光で…】

稲葉「電!」
揺光【脳!】
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは、昨日喋りそびれた悠よ。」

悠「まったくだ。」

揺光【……ヌシよ。妙な気配がするのぅ。】

悠「ぁん?」

揺光【よっと…ふん!】

ズルッ!

貞子たん『!?』

悠「うぉっ…引っ張り出した!?

揺光【なんじゃ、この幽霊は…悠に取り憑いて居るとは勇気があるではないか、輪廻が出来ぬように滅してやろうか】

貞子たん『フルフル…フルフル…』
悠「おい、やめたれ。そいつは悪霊だけど、その…害は無いから。」

揺光【ふむ……まぁ、なら妾は手を出さぬが】

貞子たん『怖かった…』

悠「幽霊が怯えるなよ」

禅「なに…やら…人間…サイドが…少なく…なって…ますね」

稲葉「人間2、狐1、幽霊1、?1」

悠「その内分けの「?」は誰だ?」

揺光【謂わずもがヌシの事であろう。人かどうかも分からんし。】

悠「殺生石に閉じ込めたろか!」

揺光【くっくく。】

稲葉「それにしても七月ももう終わりね。暑さが本気を出してくるのが怖いわ。」

禅「脱水…や…日射…病…には…注意…ですね」

稲葉「そうね。皆は暑さ対策なにかある?」

揺光【妾は行水じゃな。】

悠「プールとかじゃなく行水なんだな…」

稲葉「悠は?」

悠「対策っていうか家中の窓に簾かけるくらいかな。あとは打ち水。」

稲葉「悠も古風よね」

禅「では…ここ…で…メール…を…募集…します…」

稲葉「テーマは暑さ対策よ」

悠「葉書止めたのか?」

稲葉「そっちもやってるわよ。けど、メールの方が早いでしょ?ほら、来た。」

禅「えと…ペンネーム:スカー…レット…デビルさん…から」

稲葉「『暑いなら霧で太陽を隠せばいいのよ。』」

悠「おぜう様自重!」

禅「おや…複数…届き…ました…。ペンネーム:亡霊の姫君…さんから」

稲葉「『夏が暑いなら春にしちゃえばいいじゃない』」

悠「春度を独り占めしない!」

禅「輝夜…さんから…」

稲葉「『永遠の夜にすればいいじゃない』」

悠「しまいにはペンネームすら使わなくなったよ!揃いも揃って脇巫女に退治されちまえ!」

揺光【ふむ、妾的には永遠の夜がありじゃな】

悠「あのなぁ、夜でも蒸し暑かったら地獄だろ。寝苦しいし」

揺光【エアコンつけろ。】

悠「初めからそれでいいじゃん……」

稲葉「うふふ。皆さん、暑さ対策の参考になったかしら?」

悠「ならねぇよ!っか、どっからメール届いてんだよ…」

稲葉「まぁ、いいじゃない。はい、引いて。」

悠「よいしょ……千草だ。(あとで俺殺されね?)」

稲葉「さぁお待ちかね「今日のあの子のパンツの柄はな~に?」のコーナー!今日のターゲット千草のパンツは…シンプルなスポパンね。運動する予定でもあるのかしら。」

禅「あ…悠…さん」

悠「ぁん?」

禅「メール…に…たまには…紅魔館に…来いと…」

悠「削除しといてくれ」
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