ー放送ー⚡電脳ラジオ(弐)⚡10

ー稲葉の部屋(隣)(7/4/夕)ー
  
稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『にっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(弐)の時間よ。今日のゲストはマリアちゃんとチコちゃんとミーナさんよ」

マリア「熱源。私です。」

チコ「普通に暑いです。私です。」

ミーナ「お姉さんじゃ。儂じゃ。」

友利「珍しい方がいますですね。」

マリア「ミハイル殿下に連れまわされてるエバラさん」

チコ「萌原です」

ミーナ「ミハイルちゃんの相手は大変じゃろ。」

チコ「一時間に三回は絞殺したくなる程度には」

友利「ハァハァ」

マリア「なんか興奮してます?」

友利「絞められたいです」

ゆえ「らりあっとて……」
ずどんっ!
友利「ぎゅえっ!」

ミーナ「ほっほっほ、絞殺してもよいぞ」

チコ「いいんですか」

ミーナ「殺しても死なんからのう」

ゆうな「お父さんと同じだ」

マリア「お孫さんですよね」

ミーナ「……残念ながら」

マリア「めっちに見ないおばあちゃんの愁いを帯びた表情」

ゆえ「がんばれ……」

チコ「まぁ、アレの親族ってだけで大変でしょうからね」

ミーナ「ほっほほ、ミハイルちゃんの親族じゃぞ?どいつもこいつも負けず劣らずのくせ者ばかりじゃ」

チコ「わー、聞きたくなかった」

マリア「魑魅魍魎の巣窟ってやつですか」

ミーナ「儂はまともなほうじゃがな」

ゆうな「おばあちゃんたら冗談ばっかりー」

ゆえ「おちゃめおばあちゃん……」

ミーナ「誰が綺麗なお姉さんじゃ」

マリア「本日のノルマ達成」

チコ「というか、殿下って親戚多いんですか?」

ミーナ「多いぞい。わしもこの年になって未だに知らん親族とかがおるからの」

チコ「よっぽどですねぇ……」

マリア「親族とかが集まったりすると大変ですね」

ミーナ「基本どこかの城か宮殿を貸し切ってパーティになるの。エメラダではそういうパーティはほとんど開かんが」

チコ「殿下のお母さまお身体が弱いからですか?」

ミーナ「ミハイルちゃんがケチじゃからじゃ」

チコ「納得」

マリア「でも、私はなぜか親近感がわきます。それでは本日の世界のゲテモ……珍料理のコーナー!」

ゆうな「ぴゅーぴゅー」

ゆえ「ぱふぱふーぱふぱふー……」

マリア「本日紹介するのは……もみじ」

ゆうな「紅葉?」

ゆえ「もみじのてんぷらすき……」

ミーナ「いや、鶏のことじゃな」

チコ「鶏をもみじっていうんですか?」

マリア「鶏の足の爪先の部位のことです」

「「「うわぉっ」」」

マリア「甘辛く煮たりして食べるらしいですよ」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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