ー放送ー⚡電脳ラジオ(弐)⚡10

ー稲葉の部屋(隣)(5/26/夕)ー
  
稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『にっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(弐)の時間よ。今日のゲストはマリアちゃんと摩耶君と千世子ちゃんよ」

マリア「星に願いを。私です。」

摩耶「0%0%0%僕だよ」

千世子「春風と共に去りぬ。千世子なのだ。」

友利「幼女を吸い込んで……ぐふふふっ」

ゆえ「けっとく……?」

千世子「大丈夫なのだ。こういう幽霊(ひと)なれてるのだ」

摩耶「まぁ、ガチの淫霊だからね」

友利「負けられないです!!」

ゆえ「ぼっ……!」
ドゴォォっ!
友利「ぎゅぇっ!」

摩耶「ゴンさんばりの蹴りだね。」

千世子「……。」

ゆうな「ビックリした?」

千世子「大丈夫、見慣れてるのだ」

摩耶「首とか引きちぎられかける場面とかあるもんね。」

ゆうな「それはバイオレンス!」

ゆえ「だれのくび……?」

摩耶「悠くんだよ」

マリア「え?悠さんて首取れるんですか?」

摩耶「ううん、まだ取れてないよ。」

ゆうな「お父さんなら納得」

ゆえ「あんしんあんしん……」

千世子「安心なのだ?」

ゆうな「お父さんだからね」

ゆえ「むしろおとうさんだからこそあんしんできる、やられなれてるから……」

摩耶「美しい親子愛だね」

マリア「ああ、涙がチョチョギレますわ」

千世子「違うと思うのだ」

ゆうな「千世子ちゃんグロイのは平気なの?」

千世子「割と平気なのだ。」

ゆえ「なにがにがて……?」

千世子「メフィ先生の暴走なのだ」

ゆうな「なにか分からないけどヤバい感じは伝わった」

ゆえ「うん……」

マリア「摩耶さんは何か苦手なのあります?」

摩耶「そうだねぇ……今ぐらいからだと日差しかな。」

千世子「吸血鬼みたいなのだ。」

摩耶「どちらかというとフランケンシュタインの怪物みたいなのがいいや」

ゆうな「それ金剛さんじゃない?」

摩耶「金剛君は怪物じゃないから」

マリア「優しい巨人ですね」

ゆえ「うちのおとうさんはかいぶつです……!」

摩耶「知ってる」

千世子「知ってるのだ」

マリア「はい、存じています」

ゆうな「まんじょういっち……!」

マリア「ちなみに私は借金が苦手です。それでは本日の食べられる虫のコーナー!」

ゆうな「ぴゅーぴゅー」

ゆえ「ぱふぱふーぱふぱふー……」

マリア「本日紹介するのは……コガネムシ!」

ゆうな「コガネムシは金持ちだー」

ゆえ「おうごん……!」

千世子「虫食って食べるの抵抗あるのだ」

摩耶「まぁ、普通はそうだろうね」

マリア「色鮮やかな姿で人気があるもの、農作物に被害をあたえることで嫌がられるもの、いろいろお騒がせな昆虫ですけど、その栄養価はとても高く、形もしっかりとしているので食べごたえもあります。しっかり加熱したあと乾燥させ塩で味付けして食べるのがいいそうです」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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