ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡2

ー博麗神社ー

悠「ふぃ~…雪見酒で一杯ってのも乙なもんだにゃ~」

萃香「器が空いてるじゃん。ささ、もういっぱい~」
悠「おぉ、すまん、すまん。ほら、スイカも呑んだ。呑んだ。」


萃香「いやー、わるいね。」

ともき「……」

梓「……」

霊夢「よっく呑むわね~…見てるだけで酔いそうだわ。」

ともき「突然訪ねてすいません。」

梓「しかも、家主無視して酒盛り始めて悪い」

霊夢「お酒は持ち込みみたいだからいいけどね。あと、素敵なお賽銭箱は外だから」

ともき「はい…帰りにでもいれときます。」

霊夢「あら、幻想郷にはなかなかいない心がけを持ったタイプね。ところで二人はお茶でいいかしら。」

梓「サンキュ。ズズ…普通だ。」

ともき「どうも。ズズ…温まる」

霊夢「出がらしだけどね。」

萃香「ゆう!ゆう!わたしのと混ぜてチャンポンだ!」

悠「おし、ならこの大皿にいれろ。いれろ。」

霊夢「……悠って初対面の時はもう少しクールな感じだと思ったけどバカなのね。」

ともき「基本的にはバカで正解だな。」

梓「ああ、けど憎めないバカだ。」

霊夢「憎めないねぇ…ズズ。まぁ、あのウワバミ鬼の相手をしてくれてるからいいわ。」

梓「普段はあんな飲み方しないやつなんだけどなぁ」

ともき「悠は相手によって飲み方が変わるからな。」

霊夢「そうなの?」

ともき「大宴会みたいな時は一回に飲む量は少ない。色んな人と話したり、酔った奴を介抱するからって、けど、ああいう風にサシ呑みはセーブせずに呑むらしい。」

霊夢「よく知ってるのね」

梓「さすが、愛人」

ともき「愛人はやめい。」

悠「ぷっは…あー…芋と麦酒のチャンポンはアンマリ良くないな。」

萃香「お酒にわるいはないよ。」

悠「さすがスイカさんパネェっす。」

萃香「えへへへ~」


霊夢「肩組ながら大皿でお酒飲む生き物を初めて見たわ。」

梓「ズズ…やっぱり同族だから気が合うのかな。」

ともき「悠は人間だけどな。」

霊夢「アレを直視しながら言える?」

悠「次は赤ワインと焼酎に梅干し入れて呑むか。」

萃香「いいぞぉー!ゆう、かんぱーい!」


ともき「……一応人間だ。多分。」

霊夢「だいぶギリギリね。」

梓「それにしても…あの二人、近いなぁ…ほとんど抱き合ってる状態じゃん。」

ともき「幼女と貞子髪男…こなたや稲葉の言葉を借りるなら…それ、なんてエロゲ?」

梓「うまい、座布団一枚。」

霊夢「鬼と鬼みたいな人間の間にできる子供は鬼なのかしらね。」

梓「生々しいこと言わないでくれ。」

ともき「てゆーか、アンタ巫女だろ…。」




ー稲葉の部屋(隣)ー

稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と」

貞子たん「貞子たんの…」

稲葉「電!」
禅「脳!」
貞子たん「ラジオ…」

稲葉「今日のロケ地は幻想郷・博麗神社でゲストは霊夢さん、萃香ちゃん、梓君、ともき君よ。」

貞子たん「幻想郷なら…わたしの居場所も…」

稲葉「居場所なら悠の背中にあるわよ」

貞子たん「ポッ///」

禅「前回…いった…とおり…やはり…悠さん…は…なんでも…来いですね…」

稲葉「そうね、人間のフラグを壊すなら。人外のフラグを立てればいいのよ。ふふ。」
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