ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡2

ー部室ー

悠「ズズッ…」

唯「りっちゃん、りっちゃん。このケーキ美味しいよ」

律「おーい、澪もたべろよー。食べないならもらっちゃうぞ」

澪「あ、こら、やめろって!」

悠「ズズッ…すいません。紬さん。」

紬「あ、紅茶おかわりですか?」

悠「あ、どうも……。じゃなくて、つかぬことを聞きますが。」

紬「はい?」

悠「こちらは、お茶を楽しむ部活なんでしょうか。」
梓「違いますよ!」

悠「うぉ…びっくりした。」

梓「ほら!先輩方が練習しないから!他の人には軽音部じゃなくお茶する部活と思われてるじゃないですか!」

律「カップ片手にいわれてもなぁ。」

梓「うぐっ…」

悠「ズズッ…愉快な人達だ。」

唯「ほいほーい。ゆうくんは何か楽器できるの?」

悠「サックス、ピアノ、ヴァイオリン、トランペット、三味線…」

澪「凄い…」

悠「が、出来たらいいなぁって思ってる」

律「できないのかよ!」

悠「出来ないことも無くも無いことも無いかもしれない。」

梓「どっちなんですか…。」

悠「ふむ、じゃあ紅茶のお礼に、ひとつギターを披露しよう。」

唯「ギター弾けるんだ!」
澪「どうせ、嘘じゃないのか?」

悠「♪~♪~♪~♪♪」

澪「!?」

唯「上手い!」

律「超早引きだ!」

紬「あら、けど……」

梓「コード無茶苦茶ですね?」

悠「……ちぇ、やっぱりバレたよ。リッカもういいぞ。」

六花「悪の華♪可憐に咲く~♪鮮やかな彩りで~♪周りの哀れな雑草は嗚呼養分となり朽ちていく♪」

唯「おぉ~!カッコいい!」

梓「あの人は誰ですか?」
悠「超音楽バカだ。暇さえ有ればギターを引き続ける巨大…がふっぁ!?」

六花「あ、ゴメン。当たっちゃったー。」

悠「どうみても狙ったよな…でなけりゃ偶然、側頭部に横蹴りなんか当たらねぇよな!」

六花「世の中には不思議なこともあるんだねー。」

悠「よぉし、ならー俺も偶然拳を当ててやる!」

六花「なら、私は偶然延髄蹴りを当てるよー。」

梓「け、喧嘩はダメですよ!」

唯「りっちゃん、りっちゃん。」

律「なに?」

唯「私ももっと頑張ったらぎー太を持ちながらあんな風に蹴ったりとかできるようになるかな!」

律「ならないと思うし。誰を蹴る気だよ。」



ー稲葉の部屋(隣)ー

稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と」

貞子たん「貞子たんの…」

稲葉「電!」
禅「脳!」
貞子たん「ラジオ…」

稲葉「今日のロケ地は軽音部で、ゲストはけいおん部の皆様よ。」

禅「ズズッ…俺は…音楽はもっぱら…聞く…側…ですが…稲葉さんは?」

稲葉「私もどちらかというと聞く側ね。あと、見るがわ。」

貞子たん「見る…?」

稲葉「全身を使って音楽を奏でる女の子って素敵でしょ?」

禅「そう…ですね」
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