ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡2

ー稲葉の部屋(自由ルーム)ー

悠「……」

ともき「ダメだな。」

悠「……」

梓「ほんとに反応しないな」

悠「……」

ともき「あぁ、っうか、ゲームしながらここまで完璧に熟睡出来るのが不思議だ。」

悠「かぁ~…くかぁ~…」

梓「確かに…座ったまま寝てるのは、まだ解らなくもないが、コントローラーを離さないってのはどうなんだ。」

ともき「赤ん坊がおしゃぶりをくわえて離さないのと同じだろ。」

梓「赤ん坊=おしゃぶり。悠=ゲーム機は同じレベルか…。」

悠「うぅ…ん。」

梓「あ、起きたか?」

悠「が、ガァプ…」

ともき「コイツは何の夢を見てるんだ?」

梓「さぁ…。」

悠「鯖……鯖クッキーは…いりません…やめて…鯖はやめて…」

梓「妙な物を食わされてるみたいだな。」

悠「ベアトリーチェ……め。」

ともき「ついにはチェス盤をひっくり返し始めたぞ」

梓「コイツ、ある意味凄い夢見てるな。」

ともき「たぶん、寝る前までうみねこやってたんじゃないか。ほら、新しいの出たらしいし。」

梓「悠なら夜通しやりかねないな…」

悠「……うぅ…アナタのために歌うことがこんなにも辛いことだったなんて……」

ともき「本当になんの夢見てるんだ…起こした方がいいのかな?」

梓「魘(うな)されてるみたいじゃ無いけど…どうなんだろ」

悠「し、しく…しくしく…」

ともき「な、泣き出した?」

悠「四九、三十八」

「「イライラ」」

悠「くく…くく…九九、八十一…」

ともき「起きろ!」

悠「痛てぇ?!な、なんだぁ?!」

梓「目が覚めたみたいだな。」

悠「……やぁ、二人ともおはよう。」

ともき・梓「「はぁ…」」
悠「俺はいつのまに寝てたんだ?」

ともき「知らねえよ」

梓「てゆーか、何の夢を見てた?」

悠「夢?……」

ともき「覚えてないのか…」

梓「アレだけ寝言いってたくせに…」

悠「もう一回寝てみようか?」

ともき「次寝たらもう起こさないから自分で起きろよ。」

悠「そんな…お母さん…」

ともき「誰がお母さんだ。」


ー稲葉の部屋(隣)ー

稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」

禅「烏哭禅と…」

貞子たん「貞子たんの…」

稲葉「電!」
禅「脳!」
貞子たん「ラジオ…」


稲葉「はい、今日のゲストは悠とともき君と梓くんよ」

禅「気…が…つくと…寝…落ち…して…る…時って…あり…ます…よね」

稲葉「DVDとか見てて途中で寝ちゃうのは辛いのよね。」

禅「あと…イベント…ムービー…に…入った…時…に…行き…たくなる…トイレ…とか」

稲葉「他にも……」

貞子たん「ゲームは身体を壊さない程度にしましょう…」
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