ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡2

ー稲葉の部屋(自由ルーム)ー
悠「カリカリカリカリカリカリ……」

ともき「バカだよな。」

梓「バカってよりは可哀想に思えてくる。」

悠「カリカリカリカリカリカリ…カリカリカリカリカリカリ…」

ともき「さて、夏休み終了まであと24時間でどこまでやれるか見ものだな。」

悠「カリカリ……テメェ手伝う気はねぇのかよ!」

ともき「無い。」

梓「俺は後輩っすよ~」

悠「くそ。黒井先生も質が悪い。30日に宿題を代引きで送って来るなんて…悪魔の所業だ」

ともき「梓、こーゆーのを四文字熟語で何て言うかわかるか?」

梓「自業自得」

ともき「正解だ。」

悠「邪魔すんなら帰れや!!」

ともき「逆切れかよ。」

悠「はぁ……悪い。」

梓「珍しい素直に謝った」

悠「はぁ、っか、絶対終わらない……。」

ともき「手伝ってやろうか?」

悠「いや、もう諦めた。」

梓「早?!」

ともき「お前…黒井先生にブッ飛ばされるぞ」

悠「殴られんの慣れてるし別にいいよ。俺は今から凛りんとリアルタイムパートでイチャイチャして海いくよ」

ともき「最悪な開き直りだな…」

悠「よし、じゃあさっそく最強のクソゲーやるか。」

梓「おー!」

ともき「梓も乗るなよ。ソイツ本気で宿題しないぞ。」

梓「なんか言ったところでも無駄ですよ。」

ともき「……それもそうだな」

悠「理不尽かつマゾいゲーム死角探偵○の世界だ!!」

梓「理不尽かつマゾいって…」

悠「凄いぜ。9Pしかないマニュアル、使い回し一枚絵のタイトル画面、ラフ流用のセーブ画面…もう作り手のあふれるやる気にナナメ上の期待が気になるゲーム部分はわりとオードックスな推理ゲームだ。トンデも設定だけどな。」

ともき「お前、何だかんだで推理ゲームとかすきだな。」

悠「いやいや~ともき。このゲームの凄いところはな巨頭気味のキャラ絵異次元デッサンのイベント絵でこっちの物理法則を崩壊させてくれるADVパートが魅力なんだぜ」

梓「ぶ、物理法則を崩壊?」

悠「なにが凄いってセーブができない上にいきなりゲームオーバーになる調査パート。」

梓「理不尽だな」

悠「いやいや、序の口だぞ。ゲームスタートしてみろ」






梓「……なぁ、悠」

悠「あん?」

ともき「調査パートで100以上情報集めたのに推理パートでヒントがないんだけど?」

悠「ノーヒントで正解の組み合わせを選ぶマゾいっかあんまりな推理パートは総当たりかつ理不尽で推も理もないぞ」

ともき「そのゲーム根本的に間違ってないか?」


ー稲葉の部屋(隣)ー

稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」

禅「烏哭禅と…」

貞子たん「貞子たんの…」

稲葉「電!」
ともき「脳!」
貞子たん「ラジオ…」


稲葉「はい、今日のゲストは悠とともき君と梓君よ」

禅「死角…探偵…は…ある種…伝説…です…からね」

稲葉「苦情が殺到して公式サイトでネタバレ攻略が公開された泥縄ぶりが眩しいわね

禅「クソ…ゲー…好きは…即買い…ですね」

貞子たん「採点拒否…」
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