ー放送ー⚡電脳ラジオ(弐)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)(8/4/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『にっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(弐)の時間よ。今日
のゲストは悠と雲水さんと道玄さんよ」

悠「偶然じゃあない「選ばれた」……「奇跡」だよジャイロ・ツェペリ。おれだ」

雲水「がははは、あっついなぁ!オレだぁ。」

道玄「蟹の時期だ。儂だ」

友利「立ちこめる漢スメルがたまらねぇですね」

悠「なんでもありだなお前ホント……」

雲水「がははっ。うちの母(かかぁ)はオレの汗の匂いが好きッてよくいってたな!」

悠「おっさんのノロケとか聞きたくねぇ」

ゆうな「ちょー聞きたい」

ゆえ「すてきだとおもう……」

悠「女子はなんでこういう話しが好きなんだ?」

道玄「そうやって話しを聞いて自分を磨いているからだろ」

悠「やだ、なんでこの人たちはこんな顔で女をわかってるの?!」

道玄「連れ添って数拾年。分からんようではやっていけんだろ。」

雲水「がはははっ、特にお前ぇン所は長女がアレだしなぁ」

悠「それより……おれは冒頭にとても気になる話しを聞いたんだが」

友利「友利の下着の色ですか?」

悠「蟹っていったか?蟹って」

友利「あぁん、無視されたですぅ」

道玄「いったが?」

悠「なに蟹?」

道玄「渡蟹だ。今の時期はよく収穫される」

悠「おれ……蟹好きなんだよね。」

道玄「欲しいのか?」

悠「欲しい!超欲しい!!」

雲水「蟹かぁ、酒のあてにはやっぱり焼きガニだな」

悠「ちげぇよ!蟹は茹でるか刺身に決まってるだろ!!」

雲水「おおぉう?!」

悠「はっ……こほん、蟹食べたいな♪」

雲水「随分とでかい声でたな」

道玄「蟹か……わかった。こんど届いたらお前のところに届けよう」

悠「う、う、WRYYYYYYYYY!!」

ゆうな「あ、お父さんが人間やめた」

ゆえ「さいこうにはいってやつだ……」

道玄「そこまで喜ばれると逆に引くな…」

雲水「人間好きなものには目がないというが……コイツは変わっているな」

悠「蟹が好きで何が悪い!」

雲水「悪いとは言ってねぇが……あぁ、そうだ!なら蟹取りに海行くか!」

道玄「ふむ……石を括りつけて……悪くないな」

悠「待て待てなんか違う。石括りつけて海行ったら間違いなく浮いてこないから!」

雲水「ヤバくなったら吊り上げてやる」

道玄「お前は存分に蟹を捕獲しろ」

悠「おれは鵜飼の鵜じゃねーぞ!」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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