ー放送ー⚡電脳ラジオ(弐)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)(7/10/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『にっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(弐)の時間よ。今日のゲストは悠と雲水さんよ」

悠「ドイツの化学は世界一ィィィィィィィイ!!おれだ」

雲水「戈を止めると書いて武、刃に心を隠して忍び……なら鬼は?オレだ!」

悠「考えて無かったのか」

雲水「がはははっ。鬼は悪役が多いしなぁ」

友利「しかし、鬼畜という悠兄さんを賞賛する言葉も……」

悠「毒入りのあんパンを口にねじ込んで(※)やろうか」

※:松本清張短編小説「鬼畜」の一シーン。キャッチコピーは父ちゃんはきっとぼくを殺せないよ。

雲水「随分と古い映画知ってんな」

悠「映画の方は見たことない。2002年にドラマでやった方は見た。竹中保夫役がビートたけしのやつ」

ゆえ「うとうと……」

ゆうな「お父さん、ゆえが半スリプル気味です」

悠「ザメハかけときなさい」

友利「ザーメ……」

悠「680mmカノン砲!」

ドゴッ!
友利「ザメル(※)?!」

※:機動戦士ガンダム0083に登場するデラーズフリートのモビルスーツ。

雲水「オレはああいうのよりもっとアクションが派手なもんが好きだけどな」

悠「例えば?」

雲水「セガール映画」

悠「おっさんが事件に巻き込まれて大暴れって言葉だけで片付く映画だな」

雲水「がはははっ!間違いではねーわ!」

ゆうな「奴はセガール拳の使い手だ」

ゆえ「さいきょうせがーるけん……」

悠「おれはダイハードの方が好きだな。」

雲水「プロットは同じだろ。テロに巻き込まれた部外者が孤軍奮闘して事態を解決する」

悠「でも、セガールは強すぎるだろ。基本劣勢に立たされてトントンだ」

雲水「がはははっ。男はそんぐれぇのほうが燃えるんだよ」

友利「萌えるんですか」

悠「字が違う」

ゴッ!
友利「ずがいっ!」

ゆうな「お父さんも死の淵から蘇ると強くなるんでしょ?」

悠「サイヤ人じゃないからなぁ」

雲水「だったら、次からは一度は必ず呼吸停止ぐれぇまでは追い込むか?」

悠「呼吸停止以前に意識が何度も飛んでるんだけど」

雲水「立ってファイティングポーズとれるウチは記憶が飛んでも問題ねぇよ」

悠「問題だらけだよ!ファイティングポーズ取りながら……あれ、おれなにしてるんだろう?みたいな状況になったら完全にパンチドランカーだよ!」

雲水「がはははっ」

悠「笑いどころじゃねー!!」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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