ー放送ー⚡電脳ラジオ(弐)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)(6/20/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

優希「優希と」

友利「友利ちゃんの」

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

友利「に~っ!」

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(弐)の時間よ。今日のゲストは悠と鈴猫さんがりゅーちゃんよ」

悠「そしてなにより死ん人間はどうしようもない……おれだ」

鈴猫「今日もがんばっていきます。私です」

京「一生懸命頑張る!己だ!」

友利「ほほう、今日はまた一段と一段とですね」

悠「意味が分からん」

友利「鈴猫さんとがりゅーちゃんとか大枚はたいてでも食したい一品ですよね。」

悠「料理って文字が入ってないぞ」

友利「わざとです♪」

悠「ふふっ♪」

ガシッ!メキキキッ!
友利「あひぃぃん!」

稲葉「じゃあ、茶番も一息ついたから超絶美人女将に登場してもらいましょう」

凛「あはは……ボキャブラリーが多いのねぇ」

鈴猫「今日は何をつくるんですか?」

凛「はい、今日は焼き物に挑戦してもらおうと思ってるの。夏野菜のピーマンを使った、ピーマンの肉詰めよ」

ピーマン……3個
合挽き肉……70g
タマネギのみじん切り……大さじ3
小町麩……10g
とき卵……1/2個分
塩……小さじ1/3
こしょう……少量
茹でトウモロコシ……大さじ3
サラダ油……大さじ1/2
酒……大さじ1

悠「焼き物……火……鈴猫……ボヤ……」

鈴猫「火と私=ボヤの方程式はやめてくれないかな?」

京「よーし、己も爆発させないように頑張るぞ!」

悠「おぉっと危険要素がもうひとつ!」

ゆうな「耐火シールド展開」
デモン『……』

ゆえ「おねえちゃんのたよりになりかたがはんぱない……」

悠「とりあえず、娘の安心は保障された」

友利「友利は放りだされてるのはなぜでしょうか?」

凛「はーい、それじゃあピーマンを縦に半分に切ってヘタと種を取り除きます」

京「縦に切る」
ストーン!

鈴猫「ダイナミック?!」

悠「マキ割りみたいな切り方したなおい……」

稲葉「まぁ、一発ね」

ゴッ!
悠「肩?!」

京「あっ!悠を殴るのは己が許さないぞ!」

稲葉「わかったわ」

悠「あれ承諾早っ?!」

凛「ボウルにあいびき肉とタマネギのみじん切りとき卵、塩コショウ、トウモロコシ、小町麩は崩しながら粘り気が出るまで混ぜていきます。」

鈴猫「んっしょ」
にちゃにちゃ

京「よいしょっ」
にちゃにちゃ

友利「エロいですねー。友利も粘り気のある汁が……」

悠「……」

ガシッ、ミキキキッ!
友利「あばばばば!」

凛「混ぜ終わったらピーマンに均一になるように詰めていきます」

鈴猫「これは簡単かな」

京「んー……あっ」
ビリッ!

稲葉「がりゅーちゃんアウト」

ガシッ!もみもみ
京「……ん?」

稲葉「これは見た目以上に大きく柔らかいわ」

悠「揉むな揉むな」

凛「それじゃあ、フライパンを火にかけて油を引きます。温まってきたら肉の面を下にして焼いていきます。」

鈴猫「ドキドキ」

京「これでいいのか?」
ごおぉぉぉ!

ゆうな「ビックファイヤーのエキスパート!」

ゆえ「おろしゃのいわん……!」

悠「誰もわからんネタをブッ込むな」

凛「そんなに強火じゃなくていいのよ。まずは中火、それで肉の面がこんがり焼けてきたら、ひっくり返してお酒ふって、弱火にして八分ほど蒸し焼きにしたら完成よ」

鈴猫「やった、焦げてない!」

京「悠食べてくれる?」

悠「ええと……」

稲葉「食べてあげれば良いじゃない」

悠「じゃあ、遠慮なくぱくっもぐもぐガリッ……?!」

京「どうだ?」

悠「ああ、美味しいよ」

京「そうか!やった!」

悠「…………ぺっ、ピーマンのヘタか。まぁ、これくらいはセーフだろ」

鈴猫「じゃあ私のはゆうなちゃん達に」

ゆうな「肉汁があふれるうまみが凝縮されている!」

ゆえ「ごはんをごはんをもてー……!」

凛「ピーマンが嫌いな子でも食べられる素敵な一品よ。」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」

友利「はぐはぐ…」

悠「ん?なに食ってる?」

友利「悠兄さんが吐き出したピーマンのヘタ美味しいです」

悠「……」

ゴンッ!
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