ー放送ー⚡電脳ラジオ(弐)⚡2

ー稲葉の部屋(隣)(4/29/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

優希「優希と」

友利「友利ちゃんの」

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

友利「に~っ!」

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(弐)の時間よ。今日のゲストは悠とともき君よ」

悠「らせん階段、カブト虫、廃墟の街、イチジクのタルト、カブト虫、ドロローサへの道、カブト虫、特異点、ジョット、天使、紫陽花、カブト虫、特異点、秘密の皇帝……のおれだ」

ともき「空気が生ぬるい気がする俺です」

悠「確かに湿ってる感があるな」

友利「デリケートゾーンがですか?」

悠「だいたいそういうところは湿ってるだろ。かさかさだったら逆に辛いぞ」

ともき「いや、その反論もおかしい」

友利「友利は瑞々しいです!」

悠「うん、興味ない」

友利「とかいって、本当は興味津々ですよね。」

悠「どうしよう、今日のコイツの絡み方がウザい」

ゆうな「初重機かな」

ゆえ「それをいうならはつじょうき……」

悠「コイツの場合は年中だろ」

友利「人間は年中発情期ですよ」

ともき「それにしたって度合いはある」

ゆうな「刀でスパーンって」

ゆえ「それはいあい……」

悠「おれは慈愛に満ちてる」

ともき「そういう事を真顔でいうお前が怖いだよ」

友利「友利は求愛したいです」

ゆうな「やっぱり初準備か」

ゆえ「はつじょーき……」

友利「友利と愛を育みませんです?」

ゆうな「ぞうあくしか育まない」

ゆえ「それをいうならぞうお……」

ともき「今日は一段とボケるんだな」

悠「夏に向けての特訓だな」

ともき「夏になにかあるのか?」

悠「夏になにかあるのか?」

ともき「質問を質問で返すんじゃねーよ。うすらボケ」

悠「わーお」

友利「友利にもひとついただけないですか?」

ともき「罵声を要求するな……っで、夏になにかあるのか?」

悠「さっきもいったが、なにかあるのか?」

ともき「バカにも分かりやすく質問するわ。今さっき馬鹿野郎が夏に向けての特訓っていったよな?バカが。だから、それに対して夏になにかあるのかって聞いてるんだよ。馬鹿」

悠「いち会話のあいだに馬鹿を沢山詰め込まれた。まぁ、その質問に対しての答えは無いよ。適当言っただけ。」

ともき「ああ、お前はそういうやつだったな♪」
ググッ

悠「笑顔で勤めて明るく金槌振りかざさないで」

ゆえ「おとうさんちがう」

悠「あ?」

ゆえ「あれはとんかち、かなづちじゃない……」

悠「むっ……確かに」

ともき「振りかざしといて何だけど違いあるのか?」

悠「かなづち(金槌)は釘を打つための道具。そのため打ち込むための部分は断面が丸くしかも横から見ると平面ではなく真ん中が少し盛り上がっているのだそうです。そしてその反対側はとがっていて打ちこんだ釘を更に押し込む事に使うんだ。それに対してとんかちと言うのは
ブロックやレンガなどを壊すのに使う。それだから叩く部分は角がはっきりした四角形。断面積も大きくして壊しやすくしてある。そしてその反対側は楔の様な形をしてる。つまりクサビの方を使ってブロックなりレンガに割れ目と言うか切れ目を入れておいて四角い部分でたたく事によってキレイに割りたい所で割ることができるんだ。」

ともき「そうか」

悠「そうだ。」

ともき「まぁ、殴るのはガラスの灰皿にしとこう」

悠「結局殴られるのか!!」

友利「いいなぁです」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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