ー放送ー⚡電脳ラジオ(弐)⚡2

ー稲葉の部屋(隣)(3/25/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

優希「優希と」

友利「友利ちゃんの」

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

友利「に~っ!」

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(弐)の時間よ。今日のゲストは悠と窈さんと後楽さんよ」

悠「片倉小十郎マジイケメンのおれだ」

窈「あまり武将には詳しくない俺です」

後楽「織田信長を生で見たことあるおじさんだ」

優希「今もの凄い発言があったな」

悠「というか、この組み合わせで居るのが意味分からないんだが……知らない奴が隣にいるし」

窈「凄いねぇ。最近俺のことを赤の他人っていうか見たこともない人で押し通そうとしてるよね。」

悠「いえ、知らない人なんで」

窈「後楽さん」

後楽「……」

窈「……」
スッ
ガシッ
後楽「何いってるんだよ。兄ちゃん、隣に住んでる親戚さんだろぉ」

ゆえ「いま、ごせんえんさつにぎらせてた……」

ゆうな「ゆえの動体視力は戦国一だね!」

優希「今は戦国時代じゃないし、アンタも堂々と買収してんなよ」

窈「……してないよ」

悠「嘘つきはロリコンの始まりだぞ」

窈「ナニヲイッテルンダイ」

後楽「おじさんは養ってくれるなら幼女から老女まで問題ないぞ」

悠「性癖以前にひととして最低かコラ」

後楽「いひっひっひっ」

窈「よく、こんな人を家に置いておくなぁ。」

優希「そんなヤツに賄賂渡したのは誰だよ」

ゆうな「でも、おぢさん最近では家では狸になってるよね。可愛くはないけど」

ゆえ「しらがきやきのたぬきをちゅうとはんぱにもえきゃらにしたかんじがぶきみ……」

窈「ペット枠?」

後楽「でも、おじさん人型の時もペット扱いされるぜ?」

悠「生活費いれねーからだヒモ野郎」

後楽「あっはっはっ」

優希「笑い事じゃないだろ…」

窈「あの……事務所の清掃員でよかったら雇うけど」

悠「お前に借りを作るくらいならこのクソ狸はヒモのままでいい」

窈「そこまでか!そこまで嫌か!なぁ、マジでいっかい話しあおうよ、ちょっと!!」

後楽「やった、お墨付き貰ったぜ!」

ゆうな「ダメニート」

ゆえ「ふりょうさいけん……」

後楽「ふっー、あ、嬢ちゃん。灰皿かりれっか?」

稲葉「はい、どうぞ」

優希「ダメだ、全然堪えてない」

後楽「このくらいでへこたれてたらプロニートはやってけないぜ?」

優希「やりたくないし、なりたくないです」

窈「うっ、うぅっ……」

悠「おっさんのマジ泣きほどうっとおしいものはないな」

窈「おっさんじゃないよ!!」

悠「若づくりキモイ」

窈「本当に若いんだよ!」

後楽「アレかこれがツンデレってやつか」

悠「ちげーよ」

窈「えっ!」

悠「てめーも「そうなの?」みたいな期待に満ちた顔してんじゃねーぞ!」

優希「ドロドロだな」

ゆうな「アレはアレで仲いいんだよ」

ゆえ「けんかするほどなんとやら……」

優希「こっちの方が向こうの三人より大人だな」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
63/100ページ
スキ