ー放送ー⚡電脳ラジオ(弐)⚡2

ー稲葉の部屋(隣)(2/21/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

優希「優希と」

友利「友利ちゃんの」

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

友利「に~っ!」

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(弐)の時間よ。今日のゲストは悠と後楽さんよ」

悠「小鳥遊ゆうな復活!小鳥遊ゆうなっ、復活ッッ!のおれだ」

後楽「プロニートのおじさんだよ」

ゆえ「たかなしゆうなふっかつ……!」

ゆうな「死の淵から蘇ってパワーアップしました!」

優希「サイヤ人か」

悠「小鳥遊ゆうな、復活!!」

優希「嬉しいのは分かったけど、うるせぇよ!!」

後楽「嬢ちゃんの体調がよくなって、兄ちゃんは舞い上がってんだよ」

悠「悪いか?あ?コラ?あん?」

後楽「にいちゃん、啖呵の切り方と目つきが893だぜ」

悠「チッ」

優希「いつにも増して殺気バリバリだな」

後楽「昨日ちょっとしたジョークをいってからこんな調子なんだよ」

悠「試供品ののど飴を風邪薬だといってくる奴は死すら生ぬるい。渇かず飢えず無に還してやる」

後楽「そこまで怒らなくてもいいのになぁ?」

優希「こればっかりは全面的に後楽さんが悪いと思う」

ゆうな「まぁまぁ、お父さん。私は全然気にしてないから」

悠「これはもはやただ純粋にコイツに殺意を抱いてるだけだ」

ゆうな「なら仕方ない」

後楽「あれれ、それだけかい?おじさんを擁護したりとかは?」

ゆうな「そこまではちょっと、ねぇ?」

ゆえ「なんてせもかんてせもひとにたよってちゃだめ……」

後楽「おじさんは誰かに養ってもらわないと生きていけないんだよ」

悠「自立しろ!ハロワ行け!」

後楽「それにしても本当に一日で治ってよかったな」

ゆうな「まぁね。」

ゆえ「さすが、おねーちゃん……」

ゆうな「えへへ」

悠「それで誤魔化せたと思うなよボケ狸」

後楽「おじさんは誤魔化しと逃げることで今までやってきたんだよ」

ゆえ「それでおくさんにもにげられたの……?」

後楽「ぐぶっ!」

悠「……コイツは痛恨の一撃だな」

ゆうな「純粋だからこその一撃」

優希「これ以上とないほど研ぎ澄まされた一撃だったな」

悠「ゆえ、ナイス!」

ゆえ「ん……?」

後楽「ごほごほっ……はぁはぁ、今のは効いたぜ」

悠「それでも心が折れきれないのがムカつくな」

後楽「こ、こ、この程度じゃおじさんはどうにもならないじぇ」

優希「めっちゃ動揺してる」

ゆうな「内心は深い深いトラウマなんだね」

ゆえ「わるいこといった……?」

悠「気にするな。間違いなく事実だし」

ゆうな「そーそー。やえは間違ったこといってないよー」

後楽「ふ、ふふ、ふふっ」

優希「……今だけ見ると哀れだな。」

悠「なのに同情は一切しないだろ?」

優希「あぁ、それは全然」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
31/100ページ
スキ