ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】9

ーラスタ・ラヴ(11/25/夜)ー

悠「すっっげぇハンバーガー食べたい。」

拳二「そうか。」

優日「なに奢り?いくらでも食べるよ。」

悠「おれが食いたいって言ってるんであって奢るとは言ってないぞ。」

優日「言っていいよ」

悠「……」

福太郎「答えは沈黙」

摩耶「ハンターハンターだよね。」

優日「え、いっぱいご馳走するって?やった!」

悠「沈黙した結果がこれだよ。奢らんぞ!!」

拳二「家賃は払えよ。」

悠「……」

拳二「なに黙ってんだ。」
ゴッゴッ
悠「横っ腹を殴るんじゃねぇ!」

摩耶「答えは沈黙って、正しい答えじゃないパターンが多いね。」

優日「沈黙するってことは痛いところを突かれてるか答えたくないってことだしね。」

悠「ハンター理論なら正解なんだけどなぁ」

ともき「お前はハンターじゃないだろ。」

悠「なるほどな。じゃあおれってなんだろう?」

摩耶「変な人」

福太郎「不良」

優日「人の形をしたナニカ」

真樹「チンピラ」

拳二「生意気なガキ」

ともき「一応学生」

悠「…………福ちゃんのを採用」

ともき「学生より不良かよ」

悠「っか、もっとあるだろ!!」

優日「猟奇殺人者?」

悠「誰も殺してねぇし、殺すとしても猟奇的なことはしない!!」

ともき「殺すとしてもって発言が大概だけどな。」

真樹「サイコパス」

拳二「深夜にこの辺りうろついてみろ5メートルも歩かないうちにサイコパスなんてゴロゴロいるぞ。」

真樹「そもそもサイコパスの定義って何なの?」

プロメ(仮)【精神医学では、「人格障害(パーソナリティ障害)」という「障害」があるとされています。アメリカの精神疾患分類DSMにも、躁うつ病やパニック障害などと並んで、人格障害という「疾病」もしくは「障害」があります。しかし、医者の診断として、「人格(パーソナリティ)が病む」とか人格が「障害」である、と診断するのは不適当なことだと、たびたび指摘されています。ある人の人格(性格)が「障害」されている、と言うのは、「人格否定」にもなりかねません。実際、人格障害と診断されてひどく傷ついた、という患者さんも珍しくありません。】

拳二「つまり……どういうことだ?」

福太郎「人格性格に問題がある人やけど人格障害とか言うたら怒る人がおるから……扱いが難しい。」

拳二「なんでそういう奴らっていっちょ前に権利だのなんだのは声たかだかに主張するんだろうな」

悠「そういう知恵はあるんだよ。」

ともき「この話はこれ以上するといろいろと問題が出てきそうだな」

優日「拳二さん、家賃催促して」

拳二「家賃払え」

悠「チィッ!」
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