ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】8

ーラスタ・ラヴ(8/26/夜)ー

悠「んんっ、喉がイガイガする。」

ともき「風邪か?」

マリア「バカは風邪ひかないらしいですから違いますね。」

悠「そうだな。風邪ではないがテメェは逃がさねぇからな。」
ガシッ!キュッ!
マリア「チョークはダメです。本当に落ちちゃう絞めはダメです。」

悠「覚悟あったから煽ったんだろ?」

摩耶「悠君は煽られてもしかたないから多少はね。」

悠「えっ、それどういう意味?!」

マリア「ですよね。」

悠「……。」
ぎゅぅっ
マリア「ああ、じわじわと絞まって言ってるぅ」

ともき「やめとけ」

悠「チッ!」

マリア「あれですよね。私という美少女を抱きしめたかっただけなんですよね?」

悠「サバ折にしてやろうか。」

マリア「セクハラですよ!」

悠「お前に対してはセクハラなんてものは適応しないんだよ。」

マリア「えっ、それどういう意味?!」

ともき「お前らはいつも楽しそうだなホント」

悠「そこそこだな」

マリア「私は割と楽しいです。」

真樹「良かったね。楽しんでくれてるっぽいよ。」

悠「良かったっていうのかこれ?」

摩耶「それで喉は?」

悠「イガイガしてるよ。っか、今のやり取りで治る要素ないだろ。」

摩耶「そりゃそうだね。」

福太郎「のど飴とかは?」

悠「龍角散を流し込んだんだけどな。」

マリア「龍角散ダイレクトってのですよね。お熊さんもたまに飲んでますよ。」

悠「あの人の濁声は龍角散じゃどうにもならんだろ。」

マリア「伝えておきますね。」

悠「やっぱり黙らせるしかないか。」
ギャヂッ!
マリア「肉眼でとらえられない速度で背後に回ってチョークキメるのやめてもらえませんか?」

摩耶「悠君は雑だけど絞め技」

悠「雑とは失礼な」

摩耶「無茶苦茶なフォームで絞められて指まで折られたことは忘れないからね。」

悠「……へへっ。」

福太郎「今の笑う所かな?」

ともき「絶対に違うと思う。」

悠「それより喉のイガイガに効くものって龍角散以外に何かないかな。」

摩耶「龍角散がダメならそれ以上のものこそないでしょ。」

悠「だよなぁ。」

福太郎「ぶっちゃけ一番効果的なもんやろからね。」

真樹「蜂蜜とかもいいって聞くけどね。」

悠「蜂蜜……飲むか。」

ともき「そのまま飲むのは逆に喉に悪いだろ」

マリア「蜂蜜レモンとかですかね。あとは大根おろし。」

悠「そういえば大根も喉にいいのか」

マリア「混ぜて飲みますか?」

悠「飲まねぇわ!」
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