ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】8

ーラスタ・ラヴ(8/5/夜)ー

マリア「悠さん、悠さん」

悠「なんぞ?」

マリア「聞きたいことがあるんですよ。」

悠「タダでか?」

マリア「えっ、いくらか払ってもらえるんですか!!」

悠「なんで話聞いてやる側が払うんだよ。」

マリア「タダでかと聞いてきたので私にお金を払いたいのかと思いまして。」

悠「すっげー発想してんなお前」

マリア「よく言われますね。お前はぶっ飛んでるって、わっはっはっ。」

ともき「いい意味で言われてるかそれ?」

マリア「受け取りての私がいい意味と思ってるのでいい意味ですよ。」

摩耶「ポジティブって言葉はおマリちゃんのためにあるんだね。」

マリア「へへへっ」

金剛「で、悠に何を聞きたかったんだ?」

マリア「ここにいる方なら別に悠さんじゃなくてもいいんですけど……サスマタってあるじゃないですか」

真樹「聞いたことあるけど何だっけ?」

摩耶「今だと一応防犯グッズかな。」

マリア「アレって本当に使えるんですか?」

悠「使えるだろ。長い棒でぶん殴るってシンプルに痛いからな。」

ともき「それはさす股の使い方じゃないだろ」

悠「けどそういう使い方のが効果あるし。なんならさす股でなくても掃除用のモップとか箒で力いっぱいぶん殴るでもいいぞ。」

真樹「防犯って何だっけ?」

悠「襲ってきたりした奴をボコボコにすることだぞ」

ともき「違うんだよなぁ」

悠「そういうけどな……例えば金剛が不審者として現れたとしてさす股程度でどうにかできると思うか?」

福太郎「選ばれた不審者が強すぎるんやけど」

金剛「不審者を連呼するんじゃない」

摩耶「一般人ならマシンガン手にしてても金剛君をどうにかすることはできないと思うね。」

悠「乱射してたらワンチャンはあると思うぞ」

真樹「そもそも一般人ってマシンガン乱射できるの反動とかあるんでしょ?」

悠「そこは気合だろ。防犯に全力を注ぐんだ。」

摩耶「確かに気合は大事だし防犯に全力を注ぐって言うことは素晴らしいことだけど……不審者金剛君は無理でしょ。それこそアギトさんとかいないと。」

金剛「だから不審者っていうんじゃねぇよ!!」

マリア「じゃあさす股はやっぱり役に立たないんですかね。」

悠「役に立たないことはないっての長い棒ってのはそれだけで武器なんだから……ただもっと先に十字刃をつけといたりした方がいいとは思う。」

ともき「それはもうさす股じゃないだろ。十字槍だろ。」
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