ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】8

ーラスタ・ラヴ(7/18/夜)ー

悠「104」

ともき「104?」

マリア「ああ、あれですよね。しってますよ。あれあれ。」

悠「どれだよ。」

マリア「……」

ともき「なんで分からないのに食い気味に話に乗っかってきたんだ。」

マリア「勢いでつい。104なんて言われたら電話番号案内しか分からないですね。」

悠「それで合ってるぞ。」

マリア「合ってたんですか。やったぜ!」

ともき「なんだコイツ…」

福太郎「ほんで電話番号案内がどしてん?」

悠「終了するらしいぞ」

摩耶「へぇー、そうなんだ。」

ともき「まぁ、最近は番号調べようと思ったらネットでもスマホでもいくらでも手段があるからな。」

真樹「確かに手元にスマホあるなら電話して聞くより調べた方が早いし手間ないもんね。というか僕、104っていうのが電話番号案内っていうの今知ったよ。」

悠「殴っていいか?」

真樹「なんで!?」

悠「なんかイラっとした」

真樹「理不尽」

マリア「スマホとかの発達で色々と終了していくサービスが増えていくんですね。」

悠「終了といえばタウンページも終了になるらしいな」

福太郎「マジで?」

悠「紙の奴だけどな。」

真樹「黄色い電話帳だよね。それは知ってる。」

マリア「あれの表紙に描かれてる落書きみたいな顔はなんか味がありますよね。」

悠「彼はタウンページ君だ。」

真樹「ザ・そのまま。」

ともき「というか名前があったんだな」

悠「大抵のものには何にでも名前があるもんだ」

摩耶「悠君はそういうの色々と知ってそうだよね。無駄に」

悠「色々と知ってるなんて。っか、無駄にっていったか?」

摩耶「どうぞ話続けて。」

悠「いいぞぉ。例えば弁当とかについてる魚の形をした醤油入れの名前は知ってるか?」

マリア「ランチャームですね。」

悠「……」
ガッ!
マリア「むぎゅっ!」

悠「ランチャームは商品名で、調味料を入れる小さな容器全般を「たれびん」と呼ぶ。「たれびん」はもともとガラス製たったが昭和32年に大阪の旭創業がポリエチレン製の容器「ランチャーム」を開発した。」

福太郎「魚の形の他にもひょうたんとか四角のもあるよな。」

真樹「そんなのもあるんだ。」

悠「あとランチャームは「ランチ」と「チャーミング」を合わせた造語だ。」

ともき「最近だとカットする小袋タイプのが多いけどな。」
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