ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】 7

ーラスタ・ラヴ(4/25/夜)ー

悠「なんか寿司喰いたいな」

拳二「寿司かいいな。どっかいい寿司屋あるか?」

悠「お前と食いに行きたいとは言ってねぇ。」

拳二「こっちもお前といくとは言ってねぇんだわ!場所だけいえ!」

悠「コンビニのパック寿司でも食ってろ!」

マリア「コンビニのパック寿司だって美味しいじゃないですかっ!むしろ高級品ですよ!」

ともき「急に第三勢力で参戦するなよ」

福太郎「コンビのパック寿司「でも」のところが引っ掛かったんやろね。」

悠「寿司といえばさ肉寿司ってあるじゃん」

摩耶「最近増えたよね。」

真樹「とろける味の肉トロ寿司とかね」

金剛「めっちゃ高級な肉の寿司とか宣伝してるよな」

マリア「たまりませんねぇ。」

悠「うーん」

ともき「どうかしたか?」

悠「いや、美味いと思うよ。美味いと思うんだけどさ……寿司にする必要なくねって思うっちゃうんだよな。」

摩耶「どういうこと?」

悠「肉は焼いて食うのが一番美味いんじゃないかって話だ。」

金剛「いいこと言うじゃねぇか」

悠「むしろ良いことしか言わない男だから」

マリア「は?」

悠「なんだ?言いたいことがあるならいってみろ。拳で黙らせてやるから。」

真樹「ただの脅し定期」

悠「男なら拳で語れ」

マリア「私は女です。」

悠「どうかな?」

マリア「どうもこうも生えてないんですよ。女なんですよ。」

ともき「言い方」

摩耶「OK拳で語るから一切を受け止めてね。」

悠「一方的な暴行は会話ではない!」

金剛「殴り合ってわかり合うのもどうかと思うがな」

悠「それ金剛が言う?」

金剛「俺は分かり合おうなんて思っちゃいないが?」

拳二「結局殴りつけて黙らすんだから一方的な暴力で問題ねぇしな。」

悠「……それもそうか」

ともき「いや、それで納得すんなよ。」

悠「男の世界だ」

福太郎「どうしよか、その世界に踏み出せんわ」

ともき「踏み出さなくていいですから。」

摩耶「ということで悠くんをボコボコにしていいんだよね。」

悠「何もよくないんだよなぁ。」

マリア「それでお寿司は食べさせてもらえるんですか?」

悠「なんでやねん。」

マリア「奢ってくださるならパック寿司でも何でもいいんですよ?」

ともき「遜るなよ」

マリア「ただ飯ほどうまいものはないですからね」

悠「清々しいほどのだな」

拳二「それより家賃払えよ」

悠「チッ」
45/100ページ
スキ