ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】 7

ーラスタ・ラヴ(4/24/夜)ー

悠「雨だなぁ」

ともき「そうだな。」

優日「じゃあ、ここで雨のトークを一つお願いします。」

悠「つまりアメトー…」

ともき「やかましい」

悠「前置きはこのへんにして雨には冷たい雨と暖かい雨っていうのが実際に存在するのは知ってるかな?」

真樹「比喩じゃないの?」

悠「まず雨や雪が降るとき雲の中で何が起こってるか?」

摩耶「理科の授業かな?」

真樹「こんなの習ってないから理科じゃないね」

福太郎「え?」

真樹「え?」

悠「雲の中では、無数の雲粒が乱舞している。」

鈴猫「雲粒?」

悠「雲粒は、雲を構成している粒子で、水滴や氷の結晶でできてる。その雲粒が合併を繰り返し、約100万倍以上の大きさとなって、上昇気流でも支えきれなくなって落下してくるのが雨や雪だ。」

優日「アローレインは?」

悠「文字通り矢の雨だ」

ともき「聞かなくていいしお前も答えなくていいから」

悠「話を戻して雨には「暖かい雨」と「冷たい雨」があり、日本ではほとんどが「冷たい雨」だ。なのでまずは冷たい雨について話すとする。」

金剛「ああ、一応ちゃんと続けるんだな」

真樹「たぶん理解できないからわかりやすく話してね」

悠「ぶっ飛ばすぞ」

鈴猫「私もわかりやすい方が…」

悠「OK」

真樹「理不尽~」

悠「雲の上部はと~っても気温が低いので、氷晶がたくさんあります。一方で、過冷却の水も混在しています。」

真樹「はい」

悠「あ゛?」

真樹「過冷却って何?」

悠「過冷却の水とは、0度以下になっても凍らないでいる水で、なんらかの刺激を受けると容易に凍る状態だ。」

摩耶「冷凍庫でゆっくり冷やすとできるよね」

優日「動画とかもあるからそれ見た方が分かりやすいね」

悠「過冷却の水は、氷晶がぶつかることで、その氷晶に凍り付く。また、雲の中は湿度が高く水蒸気も豊富で、水蒸気も氷晶に凍り付く。こうした動きを繰り返すことで氷晶は次第に大きくなり、上昇気流でも支えきれずにやがて「雪の結晶」や「あられ」となって落下していくわけだ。」

ともき「なんか習ったそういうの」

福太郎「懐かしいわ。」

悠「落下する過程で雪の結晶が融け、蒸発せずに地上に届けば「雨」となる。地上気温が3度以下だと雪の可能性が高くなるが、最終的に雪になるか雨になるかは、地上に落ちてくるまでの湿度や風速などいろいろな要素が関係する。……疲れた、プロメ」

プロメ(仮)【このため、10度近くでも雪になってしまうこともあれば、1度でも雨ということもあります。みぞれは雨と雪が混じって降るもので、雨か雪か、微妙な条件の気温でよく降ります。】

優日「投げたね」

悠「お前が雨トークしろというから頑張ったんだよ!」
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