ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】 7

ーラスタ・ラヴ(3/21/夜)ー

悠「脱出ゲームってあるよな」

マリア「ありますね。」

摩耶「今では結構いろんなところでやってるよね。」

悠「それでおれも考えてみたんだ」

ともき「脱出ゲームをか?」

悠「ああ、テーマは名探偵」

真樹「面白そう」

悠「名探偵コナンと金田一少年らと一緒になった島で生き延びて脱出するゲームだ。」

ともき「いや、犯人側かよ」

悠「違う違う。一般人枠だけど殺されずかつ犯人にならないように生き延びるのがテーマだ。」

マリア「普通に詰んでませんかね?」

悠「詰んでるぞ」

ともき「なんでやねん」

福太郎「探偵が二人に増えたのに被害者の数は減るどころか倍以上に増えそう。」

悠「下手したら島の住人全滅まである。」

金剛「どういう状況だよ」

悠「んー……島が爆発かな」

真樹「雑ぅっ」

悠「雑というがコナン映画とかビルでも船でも爆破するだろうが!!」

福太郎「むしろ映画やからこそこれでもかって程爆破するまであるね。」

真樹「っていうかさ、別に探偵側に憑けば殺されもしないし犯人にもされないでしょ。」

悠「そんなことないぞ」

真樹「え?」

福太郎「金田一少年やと普通に身内言うか同級生が殺されたり犯人やったりするよな。」

悠「そうだ。コナン側ならワンチャンセーフだったかもしれないがこの二人が揃うと身内だから安全はなくなるのだっ!!」

金剛「なんで探偵が増えて余計に悪化してんだよ」

悠「弱点を補いあってるんだよ」

ともき「増えてるんだよなぁ。」

悠「いやいや、全方位に誰もかれも犯人にできるから弱点じゃないんだよ。」

摩耶「なるほどまさかあいつが犯人だったなんてってやつだね。」

金剛「違うんじゃねぇかな」

マリア「というか犠牲者は増えるんですよね。」

悠「そらそうだ。だって身内すらも危険枠になるんだからな。犯人としても被害者としても。」

ともき「最悪じゃねぇか」

金剛「だったら自分も探偵枠っていうのになればいいんじゃないか?」

悠「残念ながら高確率で死ぬぞ」

金剛「……は?」

悠「主人公じゃない探偵は見せしめのように殺される可能性が高い」

摩耶「真相に近づいて殺される枠だね。」

金剛「どんな枠だよ」

悠「探偵だけど犯人を脅そうとして殺されたり、共犯だったり、裏切られて殺されたりとルートは沢山あるぞ」

ともき「そのルート全部バッドエンドじゃねぇか」
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