ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】6

ーラスタ・ラヴ(2/8/夜)ー

悠「あっ、あっ、あっあっ……。」

ともき「なんだコイツ」

マリア「普段からこんな感じなので別に問題ないですね。」

悠「うっ、おぉぉっ!」

福太郎「めっちゃ集中しとるみたいやね。」

マリア「こういう時は下手に刺激するとマジで殴りかかって来られそうなのでじっとしておきます。」

摩耶「判断が早い」

悠「しゃあ!クリアっ!!」

福太郎「おめでとう」

悠「ありがとう!」

福太郎「ほんで何をクリアしたん?」

悠「ああ、とぐろ島の神髄。」

ともき「それ前にクリアしたって言ってなかった?」

悠「石12個版だ。」

金剛「なんだそれ」

悠「なんか神髄を一回クリアすると次から12の石がダンジョン内に出現するからそれを集めながら99階までこいっていうのができるんだわ。なかなか怠かったぞ。」

真樹「12個の石が出ると何が問題なの?」

悠「壺に入らないくせにちゃんと1アイテム枠として存在するから最大で12枠。つまり持ち物を半分しか持てなくなる。」

福太郎「装備剣盾腕輪で3か4枠とるから最悪8枠しかアイテムもてんようになるわけやね。」

悠「しかもこの石は特殊なアイテムとして扱われてるくせに通常アイテムと同じだから遠投で飛ばせばなくなる、水に沈む、爆発で消し炭なるというクソっぷりだ。」

マリア「なくなったら再回収は?」

悠「出来ないぞ。あと「壱の石」から順番に出てくるが一度でも拾い損ねるとそのダンジョンではもう出てこない。」

ともき「一度ミスすると終わりか」

悠「神髄をクリアするだけなら揃えてなくても99階行けば問題なく出来るけどな」

福太郎「99階行くんが大変なんやけどね。」

真樹「けどクリアしたんだよね。」

悠「したぞ、8時間かかった」

福太郎「最初に潜った時よりも早なってない?」

悠「最後はもう駆け下りてったからな今回。アイテムカツカツだし浮遊の腕輪持ってなかったし」

福太郎「んっ、そっか前回は浮遊の腕輪引いとったんやね。」

悠「やっぱりあの腕輪はチート級だわ。罠とか全部無視できるんだからな。」

マリア「今回はどんな感じの装備になったんですか?」

悠「青の原始の斧、金の山姥の鍋蓋、百発百中、毒消し、混乱避け、弾き避けだった。」

福太郎「その武器と盾の組み合わせ好きやね。」

悠「なんか知らんがこれの印が多いのをよく拾うからつい使っちゃうんだよな。」

摩耶「ところでクリアしてどうなったの?」

悠「ああ、タイトルに変化があった」

ともき「タイトルに?」

悠「島が宇宙に飛び上がって「とぐろ島」から「とぐろ星」に変化してたわ」
68/100ページ
スキ