ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】6

ーラスタ・ラヴ(2/4/夜)ー

悠「うおぉぉっ、うおぉぉぉっ!!」

ともき「なんなんだ。」

悠「とぐろ島の神髄を鋭意攻略中。」

マリア「どういうダンジョンですか。」

悠「持ち不の99階。つまり本番だ。」

真樹「何が本番なの?」

福太郎「不思議なダンジョンで一番王道やからやね。」

摩耶「持ち込み不可で99階っていう今までの培ってきた知識と腕を振るってクリアを目指すからね。」

悠「まぁ、今のところ20回以上失敗してるんだけどな」

優日「けどたったの20回」

鈴猫「たったのなの?」

悠「たっただな。100回失敗してからがstartってところだ」

ともき「失敗がスタートってなんだ」

真樹「あとやたらネイティブな発音がイラっとしますね。」

悠「けどまぁ、今回は割とドロップがいいからクリアできるかもしれない」

福太郎「今何階層?」

悠「20かそこらだな。マゼルン合成で装備整えたから少しマシになった。まぁ、銀錆のせいで魔法無効スキルが潰されて骸骨魔人をビクビクしながら戦わないといけないっていう悲しみに包まれているが」

優日「ダメじゃん」

悠「催眠無効は機能してるから(震え声)」

福太郎「一応ヤバい系の対策はできとるんやね。」

マリア「催眠はヤバいんですか?やっぱりエロ同人みたいなことされちゃうんですか」

悠「ヤバいぞ壺は投げられるは巻物は勝手に読まれるわ、装備は外すわ……エロ同人よりもひどい。」

摩耶「催眠の方向が違うよね」

悠「というかハイパーゲイズに火力与えるのやめろ。催眠だけ出もえぐいんだよ。」

優日「じゃあイッテツ戦車用意しとくね。」

悠「ねだやしするからな。」

鈴猫「ねだやし?」

福太郎「ねだやしの巻物言うてモンスターにぶつけたらそのダンジョンに潜っとる間は出てこんようになる強力な巻物。」

悠「大体はドラゴンか戦車か大根にぶつけるものだ。」

真樹「ドラゴンと戦車は強そうだけど、大根ってなに?」

悠「シレンの界では大根は凶悪な化け物なんだよ。」

摩耶「おばけ大根は毒草投げつけてきて力下げて鈍足、目回し大根は混乱にしてきて毒草も投げてくる、ねむり大根は眠らせてきて毒草も投げてくる、暴れ大根は暴走状態にして毒草を投げてくる。」

悠「おれの側に近寄るなぁぁ!!」

福太郎「囲まれたり挟まれたりしたら終了やね。」

悠「あいつらマジでいい加減にしてほしい。」
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