ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】6

ーラスタ・ラヴ(2/2/夜)ー

悠「あははっ、あっははははっ!」

マリア「ご機嫌ですね。」

悠「は?」

マリア「急に切れるのはやめてもらっていいですか?流石に心臓がキュッてなるんで。」

摩耶「ご機嫌じゃないならその高笑いは何?」

悠「怒りかな」

ともき「情緒不安定すぎだろ。」

悠「だってランクあがった途端に落とされたんだぞ?」

マリア「いつもの」

悠「……。」
グッ
マリア「流石に無言で拳を振り上げるのはやめてください。心臓が口から出ますから。」

真樹「心臓にめっちゃ負担掛かってそう」

悠「けどコイツの心臓はそう簡単に止まらんから問題ないだろ。」

マリア「ええっ、私なんて蚤の心臓でガラスのもろさですよ?」

悠「お前の心臓が蚤の心臓でガラスのもろさだったらほとんどの生き物が死に絶えてるわ。」

摩耶「まぁ少なくとも度胸とかは凄いあるよね。」

マリア「そんなことないですよ~。」

悠「けどお前謝礼が出るって言えば事故物件とかでも平気で住めるだろ」

マリア「むしろなんで住めないんですか?お金もらえて住むところも用意してもらえるなんて最高じゃないですか。」

ともき「度胸があるというかサイコ感があるんだよなぁ」

悠「金が絡むと狂人になるからな」

マリア「そんなことないですよ」

悠「あるんだよ。」

福太郎「ちなみに深夜に心霊スポットにいって撮影とかは?」

マリア「そんな危なそうなところにはいくのはちょっと……。」

悠「時給一万」

マリア「8時から次の日の8時までいたら24万円ですか」

ともき「24万ってなに朝から陣取って一晩過ごす気でいるんだよ」

マリア「時給制ならやっぱり長い方がいいじゃないですか」

悠「金が入るならこいつは心霊スポットだろうと泊り込む神経だからな、おれらとは物が違う。」

マリア「いや、そういいますけど悠さんだって別に怖いことないですよね。」

悠「怖いに決まってんだろ。事故物件ぐらいならまだしも深夜の心霊スポットとか無理だわ。」

摩耶「……時給好きなウルトラレアカード1枚」

悠「8時から8時で24枚か」

ともき「お前も同類だったな」

マリア「下手したら私よりも好条件じゃないですか」

福太郎「物によれば1万越えとかザラやしね」

悠「人間恐怖より欲望が勝っちゃうな」

マリア「それはそうですよ。」

「「わはははっ。」」

ともき「十分お前ら狂ってるよ」
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