ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】6

ーラスタ・ラヴ(12/31/夜)ー

悠「今日は31日なわけだが何で右見ても左見てもおっさんしかいないの?」

拳二「お兄さんだろぉ?」

悠「黙れっ!お前はどう考えてもおっさんじゃい!!」

摩耶「鬼ぃさんならいるけどね。」

雲水「がはははっ。」

悠「来年の話をすると鬼が笑うというけどこのおっさんはいっつも笑ってるんだが。」

福太郎「笑う門には鬼来たる。」

悠「せめて福であってくれ…」

雲水「なんなら辰年だから龍もついてくるぞ。がははっ。」

道玄「……」

悠「バロネスとカラミティが並んでるようなもんじゃん」

福太郎「カラミティはドラゴン族やけどバロネスは戦士族やね。」

摩耶「しかも女騎士だし」

悠「かといってクシャトリラオーガは弱いだろ。」

摩耶「オーガとか鬼って名前で強いカードなかったっけ?」

悠「No.ナンバーズ43魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター」

摩耶「……誰?」

福太郎「俺もわからん。」

悠「言っといてなんだけどおれもわかんねぇわ。」

ともき「じゃあなんでいったんだよ。」

悠「案外「鬼」って字が入ったカードいなかったんだよ。」

拳二「お前いっつもカードの話してんな」

悠「いっつもじゃない。ほぼ毎日だ。」

道玄「それはいつもだろ。」

悠「……ところで今何時?」

崇「10時前だな」

悠「あ、孤独のグルメ見たいからテレビつけてくれ。」

氷室「年末スペシャルですか」

悠「年々年末に見るもの無くなっていってる気がしないか?」

ともき「紅白でもなんでもあるだろ」

悠「紅白なんて見たことねぇよ。」

崇「見たことないは嘘だろ」

悠「崇はあるか?」

崇「…………ないな」

氷室「崇はそもそもあまりテレビ自体見ませんからね。」

崇「時間があるときは見てるぞ。」

悠「例えば?」

崇「……」

悠「え、なんでここで無視される?」

崇「例えばと言われてもな。」

悠「普通にドラマとかドラマとかドラマとかあるだろ。」

ともき「ドラマしか言ってねぇな」

摩耶「悠君は結構テレビ見てるよね。」

悠「おれはテレビ好きだぞ。特にこの時期はドラマの一挙ばっかりだからうれしいけど感動ものと恋愛ものはいらない」

金剛「ドラマってのはそういうもののが多くないか?」

悠「延々とサスペンス系やってくれたらいいのにな。」

摩耶「テレビで見るよりそれ系が豊富なサブスク入った方がよくない?」

道玄「最近はテレビよりもネット配信とかのが主流だろうしな」

拳二「うちの組員でもテレビ持ってねぇってのがいるしな」

悠「テレビ持ってない奴って本当居るんだな。」

福太郎「子供らもテレビよりYouTubeのほうが視聴率高いんちゃうかな。」

雲水「YouTubeは無限に見るもんがあるしな。サブスクもそうだろ。」

悠「っか、おっさんらがYouTubeとかサブスクとか言ってるのが違和感あるわ。」

福太郎「せやけど今時はご年配の方の方がスマホとか使いこなしとるで」

悠「あー、それはあるな。年寄りとかは暇だからめっちゃ操作覚えるんだよな。……いや、それよりも孤独のグルメスペシャルだよ!」

ともき「こんな調子で年を越すんだろうなぁ……。」
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