ｰラスタ･ラヴ(12/3/夜)ｰ

悠「はあぁ……寒いぃ。」
ぐりぐり
白巳「ぷひゅるるっ…」

優日「警察か銃殺か選んでいいよ」

悠「なんで片方撃たれてんだ」

摩耶「場合によっちゃもう片方でも撃たれるよ」

マリア「幼女に顔をうずめる変態っていうのは撃たれても仕方ないのでは?」

悠「誰が変態やねん」

ともき「自覚はないか?」

悠「ないねっ!」

真樹「サイコパスは自分のことサイコパスって言わないもんね」

悠「よーし、かかってこいぶん殴ってやるから」

ともき「すぐに暴力で解決しようとすんな」

悠「それにおれが白巳を離さないんじゃなくて白巳がしがみついてきてるんだからな」
ガシッ
白巳「しゅぴぴ」

福太郎「実際悠やないと首の骨逝ってそう」

金剛「なんで顔にしがみついてるんだろうな」

悠「本人の気分次第で移動するから」

ともき「コアラかよ」

悠「似たようなもんだな」

優日「毒コアラならなお良かったのに」

悠「なんでおれの身体に毒コアラを張り付かせなきゃならんのだ。」

ともき「毒コアラってなんだよ」

福太郎「せやけどホカホカなんちゃう?」

悠「しっかり顔はあったかいがそれ以外がな……」

優日「熱した油をかけようか?」

悠「ひとをポワレするんじゃねぇ!」

マリア「絶対に白巳ちゃんには油跳ねしないようにする必要がありますね。」

悠「おれにはかけていいってわけじゃねぇぞ。」
ガシッ、メリメリ!
マリア「あ゛っあ゛っっ!」

ともき「というかお前なんでその状態で前見えてんだ」

悠「見えてないが音と空気の流れて場所ぐらいは分かるだろ」

ともき「わかんねぇよ」

悠「いや、それにしても本気で寒くない?」

優日「週の後半からは気温高くなる見たいってニュースでいってたよ」

マリア「北日本は荒れるみたいですけどね。」

悠「温かくなってくれ温かくなってくれ。」
わしゃわしゃ
白巳「ぷひゅるるっ」

ともき「その奇妙な動きをやめろ。」

摩耶「白巳ちゃんに祈ったらワンチャン願いが叶いそうまである。」

優日「鈴猫さんか白巳ちゃんかで悩むね」

マリア「両方並べて祈るのが完璧では?」

優日「それだね。つまり……悠は不要だね。」

悠「おれに祈ってもええんやで?」

摩耶「不幸になりそう」

悠「なんでやねん」

ともき「不幸とまではいかないが……なんか妙なことは起こりそうではある。」

福太郎「奇運かな?」