ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】5

ーラスタ・ラヴ(11/25/夜)ー

悠「今月も終わりが近づいてきた」

拳二「今月ってぇか今年も終わりに近づいてんだけどな。」

悠「じゃあ、もう家賃はいいんじゃないかな」

拳二「いいわけねぇだろボケ」

悠「クソがっ!」

拳二「……」
ゴッ!
悠「痛っ!はい、暴力!警察に駆け込んでやる!」

拳二「勝手にしろよ」

優日「捕まるのは悠の方だしね。」

悠「おれが何をしたというのか!!」

優日「何かしてるでしょ」

悠「いやいや、証拠は残してきてない」

ともき「つまり何かはやってきてんじゃねぇか」

悠「バレなきゃ犯罪じゃないんだよ」

拳二「それはそうだ」

摩耶「最近は捏造する手段も豊富だけどね」

悠「フェイク動画ででっち上げようぜ」

ともき「それも犯罪だからな」

悠「バレなきゃ犯罪じゃないんだよ」

ともき「ループしてんじゃねぇよ」

悠「なんか楽しい話題あるか?」

優日「熊と大麻グミと……」

ともき「どこが楽しい話題だ」

摩耶「どっちもホットな話題ではあるけどね。」

金剛「俺は詳しくないんだが大麻グミは何がダメなんだ?っていうか、何が入ってんだ?本当に大麻が入ってるわけじゃないんだろ?」

拳二「大麻草の成分である「カンナビノイド」は実は104種類もある。その中で「大麻取締法」や「麻薬取締法」で規制されている大麻の成分はマリファナの主成分で有名な「THC(テトラヒドロカンナビノール)」という成分だ。」

悠「流石本職は詳しいな」

拳二「うちは薬の取り扱いはねぇがそれぐらいの知識は持ってるもんなんだよ。それで「THC」は大麻の葉っぱや花に含まれてて、摂取すると幻覚症状なんかの多彩な精神症状が出てくる一方、有害な症状が出てちまう。」

真樹「例えば?」

悠「知覚の変化(時間や空間の感覚がゆがむ)、学習能力の低下(短期記憶が妨げられる)、運動失調(瞬時の反応が遅れる)、精神障害(統合失調症やうつ病を発症しやすくなる)、知能指数の低下(短期・長期記憶や情報処理速度が下がる)とかだな。」

拳二「まぁ、もっとも「THC」の恐ろしいのは薬物依存性だ。大麻を継続的に摂取しないと、大麻への欲求が抑えられなくなる。」

優日「でた中毒状態」

悠「大麻の有害症状で物事を正しく考えられなくなる→強い薬物依存でさらに大麻を摂取したくなるという負のループが始まる。」

福太郎「地獄の始まりやね。」

拳二「だから薬なんかはしねぇ方がいいぞ」

悠「まったくだな。」

拳二「てめぇはいいから金払えよ」

悠「ぺぇっ!」
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