ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】5

ーラスタ・ラヴ(10/30/夜)ー

悠「おーい、みんなカボチャぶつけ合おうぜ!」

ともき「ひとりで壁にでも投げてろよ」

悠「なにそれ怖い」

優日「人に向かってカボチャ投げつけようとする方が怖いでしょ」

摩耶「金剛君にならいいんじゃないかな」

金剛「なんでだよ」

摩耶「え?普通に砕けるでしょ」

金剛「いや、砕けるのは砕けるが…」

福太郎「ちょっと見てみたいまである。」

優日「大事なのは砕けた後のかぼちゃをどうするかだよね。」

悠「食えばいい」

ともき「そこはちゃんと食べるのか」

悠「スタッフはいないから各自で美味しく頂くぞ」

優日「だったら最初っから普通に調理したらいいんじゃない?」

悠「ハロウィンだぞ?普通じゃダメだろ」

ともき「ハロウィンを何だと思ってるんだお前は」

悠「ヨーロッパの祭礼Samhain。」

真樹「なんて?」

福太郎「サウィン。」

金剛「どういうことだ?」

福太郎「ハロウィンはヨーロッパの古代ケルト人が行っていた祭礼「サウィン」が起源といわれとるんよ。」

ともき「なんでそんな原点の話を知っててカボチャぶん投げようとしてんだよ」

悠「イベントを盛り上げようと」

ともき「盛り上がらねぇよ」

優日「まぁ、車をひっくり返したりするよりはいいんじゃない?」

真樹「いや、カボチャぶん投げられるのも大概だと思う」

摩耶「カボチャッて種類多いからどのカボチャが飛んでくるのかドキドキするね」

悠「投げやすい小ぶりなのを選ぶか威力重視で大きいのを選ぶか変化球で長いのを選ぶか……。」

ともき「いや、投げんなって言ってんだよ」

悠「えー……。」

摩耶「じゃあ僕は悠君の頭にカボチャを叩き付けるね。」

悠「やっぱり危ないことはしちゃだめだよな」

ともき「手首ねじ切れちまえ」

悠「しかし、今月も早かったなぁ」

摩耶「そうだね」

優日「もう年末が近いんだよ?」

悠「怖いからやめて」

福太郎「一年ってホンマ早いなぁ」

摩耶「来月は何かある?」

悠「デュエリストカップも終ったしランクマぐらいかな」

優日「リンクスでKCがあるでしょ」

悠「無料ジェムだけ回収するイベントだな」

ともき「そればっかりだな」

悠「無料ジェムは大事。こちとら無課金勢やぞ?」

摩耶「知ってる」

福太郎「無課金でも楽しめるんはええことよな」

悠「苦痛のが多いけどな」

ともき「課金したら苦痛はマシになるのか?」

悠「……。」

優日「沈黙が答えだね」
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