ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】5

ーラスタ・ラヴ(8/31/夜)ー

悠「夏の終わり。夏名残の始まり。」

ともき「夏名残ってなんだ」

悠「残暑ともいう」

優日「初めから残暑でいい定期」

悠「夏というワードを含みたい」

真樹「ちょっと意味が分からない」

悠「自分で考えろボケ!」

真樹「理不尽を通り越して無茶苦茶じゃない?」

ともき「それはいつものことだ。」

摩耶「八月は終わるけど暑さはまだまだ続くのは事実だよね。」

悠「まだまだ暑さに備えろ!ホラー映画を放送しろ!」

金剛「なんでだよ」

悠「夏はホラーやろがい!」

摩耶「そういえば……なんかホラー番組ってしてたっけ?」

優日「本当にあった怖い話はやってたよね。」

悠「めっちゃイマイチだったやつな。」

金剛「イマイチだったのか」

悠「なんだ見てないのか。天井のシミ以外は微妙だったぞ。」

真樹「僕も見てなかったんだけどどういうストーリー」

悠「引っ越し先の部屋の天井から女が少しずつ出てくる話」

優日「鈴鹿央士さんが主人公役のね。」

悠「鈴鹿央士は個人的に好きな俳優だわ」

福太郎「霊視鑑定とかもなかったよな。」

悠「なかったな。心霊写真とかもなかったし。」

真樹「なんかそういうのどんどんなくなってるよね」

悠「その原因は大きく分けて3つだ。」

ともき「なんだ?」

悠「そもそも幽霊の裏取りが出来ない、場所など固有名詞が言えない、心霊写真などすぐ作れるようになった、怖すぎるのはダメとかだ。」

優日「なるほどね」

ともき「というか3つじゃなくて4つじゃねぇか」

悠「これが心霊現象だ」

ともき「違うだろ」

摩耶「まぁ最近はホラー動画とかネットで腐るほど転がってるしね。」

悠「海外の心霊映像とか凄いよな。幽霊とかいうレベルじゃなくモンスター的なのがバンバン映ってるし」

優日「最近の技じゅ……んんっ、心霊動画ははっきり写って凄いよねー」

ともき「技術っていったな今」

優日「実際大半は作ってるでしょ!けど、それをわかってて楽しむのがホラーのだいご味じゃん!」

悠「アルゼバイジャン!」

ともき「やかましい」

福太郎「日本の心霊系も最近は結構派手やん?隙間からドンっときてパッと消える。」

摩耶「ホラーの常套手段だね。」

悠「動画慣れしてるんだよ。」

摩耶「ティックトックとかでもいっぱい映ってるみたいだしね。」

優日「さすが令和の幽霊たちだぜ!」
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