ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】5

ーラスタ・ラヴ(8/26/夜)ー

悠「環境保護何たらが美術品にトマトスープぶっかけたり手のひらに接着剤をつけて張り付けたりするのはなんなんだろうな。」

ともき「抗議……なんだろうな。」

悠「見苦しいとは思わないのかね。」

摩耶「そりゃやってる側は正義を貫いてるつもりで気持ちよくなってるから見苦しいとか思わないでしょ。」

悠「迷惑すぎる」

マリア「そういうところを突くと危ないですよ。」

悠「政治と宗教と活動家にはかかわらないに越したことはないからな。」

ともき「わかってて何で話題にした」

悠「いや、ネットニュースで抗議のために接着剤で地面に自分から張り付けたくせに取れなくなって救助してもらったとかいうのを見てな。」

金剛「アホか」

悠「アホなんだろうな」

真樹「ストレート」

悠「抗議するにしたってもっと別の方法がいくらでもあるだろ」

マリア「例えば?」

悠「……踊りかな」

ともき「はぁ?」

悠「抗議のために踊り続けるとかどうだ?」

金剛「どうだといわれても困るんだが」

摩耶「まぁ、踊りにもよるけどただただ踊ってるのはそれはそれで怖いと思う」

悠「無言でキレッキレのダンスを踊り続けるこれこそ抗議だろ」

ともき「いや、抗議になってないと思うぞ」

福太郎「なんかの儀式かな?」

マリア「悪魔とか呼び出しそうですね」

悠「マジックポイントを減らすかもしれない」

摩耶「不思議な踊りかな?」

ともき「それで何の話だコレ」

悠「平和的な抗議の話だ」

マリア「違うと思いますよ」

悠「まぁ、おれもそう思う」

ともき「自分の発言に責任を持て」

福太郎「というか悠は別に環境活動家に興味ないよな。」

悠「まったくないぞ」

マリア「ぶっちゃけバカみたいな行動して酷い目に遭ってるのが面白いだけですよ。」

悠「そうだよ。」

摩耶「清々しいほど正直」

ともき「かなり最低なこと言ってるけどな」

悠「いや、だって自業自得じゃん?」

ともき「それはそうだけどな……」

悠「そういえば24時間テレビやってるな」

福太郎「見た?」

悠「まだ見てない」

マリア「まだ(最後まで見ない)」

悠「そんなことねぇよ。見るよ、見てやらぁっ!」

ともき「いや、そういう勢いで見るものでもないだろ。」
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