ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】4

ーラスタ・ラヴ(8/2/夜)ー

悠「むぶぅぅぅーん!むぶぅぅぅーー!」
ぐぐっー!
吉音「よしよし」

ともき「なんだコイツ」

マリア「多分ですけど……化け物ですね。」

悠「誰が女の膝に張り付く化け物だ!」

ともき「お前だよ」

悠「おれは地獄のようなランクマを越えて吉音の太ももに癒しを求めてるだけだ。」

摩耶「越えてってことはランク上がったの?」

悠「……」
スッ
吉音「あ、また顔伏せちゃった」

マリア「越えてないじゃないですか」

悠「うるせぇ……つれぇんだよ……。」

吉音「よしよし」

悠「吉音だけだおれに優しくしてくけるのは……。」

マリア「優しくすると付け上がりますしやめておいた方がいいですよ?」

悠「おいっ!」

吉音「でも、辛いことでも頑張れてるって偉くない?」

ともき「いや、やらなきゃいけないこととか大事なことならそうだけどそいつはただゲームで悩んでるだけだから」

悠「ゲームで苦悩してちゃいけないのか?」

摩耶「そうとは言わないけどね。ただ…」

悠「ただ?」

摩耶「毎月毎月同じようなことばっかり言ってるのはさすがにうざいかな」

悠「ははっ、月一の嘆きぐらい良いではないか」

マリア「吉音さんの膝に頭預けて偉そうに何ほざいているんですかね。」

悠「こうやって気力を回復しつつ自己肯定力を高めてるんだ」

ともき「それ以上は高めなくていいだろ」

摩耶「それで結局ランクはどうなったの?」

悠「4から3に上がって一瞬勝てば昇格までいって速攻で負ければ降格までいって何とか勝ててやめた。」

金剛「……つまり?」

福太郎「1ランクはUPしたけどそっから詰まってやめたやね。」

マリア「これで落ちてたらどうなってたんですかね」

悠「またマウスが一つ砕け散ってただろうな」

ともき「物に当たるのはやめい。」

悠「100円均のマウスだから何も問題ないさ」

摩耶「アクセサリとかパーツ類にはあんまりお金かけてないよね。」

悠「おれは最低限の機能しか使わないしな。けど、おれのパソコンは禅にいじってもらってるから多分バケモノスペックにはなってると思うぞ。」

金剛「パソコンのスペックは良くても勝てないんだな」

福太郎「まぁ、処理速度とかが関係するゲームちゃうしな」

悠「かといってFPSとかはぜんぜんしないしな。やったとしても余計にイライラしそうだし。」

ともき「ゲームでイライラしてるっていうのが根本的に間違ってるだろ。」
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